中2 APU・長崎平和研修

2017.6.21

6月13日~15日(1・3・5組)、6月14日~16日(2・4組)、中学2年生はAPU・長崎平和研修を行いました。A団・B団共に、天候に恵まれた3日間のプログラムでした。

 1日目はまず大分別府にある立命館アジア太平洋大学(APU)へ行きました。
 APU研修では、国際学生による平和についての講演、B団は今村副学長から講話をいただきました。生徒は事前学習で準備したJapan Presentationを国際学生に聞いていただきました。班のみんなで用意したお土産も渡すことができました。国際学生の皆さんにも、自分の国の紹介をしていただいたり、平和についての認識の交換も生徒たちとしました。
 夕方は別府の温泉、大分の郷土料理でもある団子汁も食べることができました。その後、夜の宿泊はAPハウス。本校の卒業生や4回生に来ていただき、中学生へ向けてメッセージをいただきました。

<しおりより>
 今日一番印象に残ったのは立守の卒業生の方のお話です。もともとは英語があまり上手ではなかったけど、留学をしていたと聞き、僕にもできるかもしれないという自信とコミニュケーション能力の大切さを学びました(男子)


 2日目は、平和を考え、願い、誓うプログラムでした。
長崎平和公園では厳かな雰囲気の中、クラスで作り上げた平和宣言文の読み上げました。自分たちが作った折り鶴の献納を行い、不戦の誓いを胸に黙祷を捧げました。その後、原爆の碑を巡り、原爆資料館では原爆の残した傷痕、平和を訴え続けた人たちのことを学びました。宿泊地長崎カトリックセンターでは、被爆者である下平作江さんからは生々しい戦時体験、力強い平和への願いを話して頂きました。「平和とは、人の痛みを分かる心を持つこと」この下平さんの言葉を忘れないで欲しいと願います。

<しおりより>
 下平さんの講演を聞いて、この日から何をすれば平和につながるのか考えるようになりました。生きる意味、私はまだ探している途中ですが、下平さんのような立派な意味を見つけたいとも思いました。戦争の恐ろしさ、命の尊さを改めて知りました。今日の体験をこれから伝えていきたいと思います。(男子)

 話を聞くのが正直辛かったです。だけど、聞かなければ何も変わらないと思い、一生懸命聞きました。原爆の後に自殺してしまった妹、いじめにあう毎日。淡々と語られる言葉が、心に突き刺さりました。二度とあってはならないと思いました。(男子)

 3日目は、長崎市内で自主研修を行い、グラバー園や大浦天主堂、オランダ坂や出島など長崎市内を班別で自由に周り、帰路につきました。
 天候にも恵まれ、数多く深い学びのある、とても濃厚な時間を過ごすことができました。9月初旬に行われる文化祭でも、2年生は「平和」をテーマにして取り組んでいきます。この研修だけにとどまらず、自分の得た体験を他者に発信できるよう継続的に頑張っていきます。