高2 高大連携企画グローバルスタディー APU国際学生と交流

2017.10.12

 10月9日(土曜日)、高大連携企画「グローバルスタディー」として、立命館アジア太平洋大学(APU)から4名の国際学生を招き、高校2年生の総合学習「グローバルスタディーズ」および「FSCコミュニケーション英語Ⅱ」の授業を行いました。

 はじめのうちは、生徒たちの表情も緊張していましたが、一人ひとりニックネームにポーズを付けて自己紹介をし、国際学生おすすめの曲に合わせて一緒に踊ると、一気に打ち解けました。
 続いて、たくさん質問をして、それぞれの学生の出身国を当てるアクティビティを行い、答えがインドネシア、ベトナム、ネパール、ウズベキスタンと判明すると、驚きと喜びの声が上がりました。

 たくさんの相手とペアを組みながら、演劇を応用したアクティビティーを楽しんだあと、いよいよメインの国際学生に対するインタビュー活動です。グループで国際学生にどんどん質問し、そのうち一人のライフ・ヒストリーをテーマに、即興的な芝居を作ることにしました。国際学生が人生を熱く語り、生徒も真剣に聞き入ります。

  じっくり話を聞いたあとは、10分ほどの短い準備時間を経て、発表タイムです。
あるグループは、貧困のために若いうちから働かざるを得ない母国の女性たちのために、教育を支援する組織を作りたい、政府機関に勤めたいと決意するまでの過程を劇にしました。
 また他のグループは、母国の友人から誘われてAPUに来たものの、漢字が理解できず困ってしまい、そんなときに優しく漢字を教えてくれた人にひとめぼれして告白するものの撃沈し、友人と一緒に九州ラーメンを食べながら将来を語る、という劇を演じました。 いずれのグループも予想以上の真に迫る演技に、思わず他のグループからも大きな笑いや拍手が起こりました。

 また、事前に作成した関西紹介のパンフレットを渡したり、日本文化を紹介したりする交流も行いました。折り紙でハロウィングッズを作ってプレゼントしたり、みんなで一緒に盆踊りを踊ったり、金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」を英訳して朗読したり、高校生らしい文化紹介に、国際学生も喜んでくれたようです。

 この企画を通して、夢に向かって頑張る立命館の仲間たちから大いに刺激を受け、生徒それぞれが自分なりの気づきや決意を持つことができました。
 国際学生のみなさん、お力添え頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

 生徒の声:
・APUの方々がとてもフレンドリーで親しみやすかった。それぞれのこれまでをグループで劇にするのが楽しかった。やっぱり本場の英語を話す人の英語はためになった。
・APU学生の夢を語る姿、頑張る姿を見て自分自身の刺激になった。夢に向かって頑張る仲間がいるからこそ、私も頑張らないといけないと感じた。
・APUの学生は考えていることが大きいなと思った。将来をみすえて、日本にきて、学びたいことを学んでいるのはとてもかっこいいなと思った。
・何か話すことから、人との友情や愛情を生むということを改めて理解できた。英語は、日本語にはないアドバンテージがあると感じた。
・英語の能力じゃなくて、リアクションなども含めた「コミュニケーション」が必要だと思った。
・外国の人と話すのは恥ずかしかった。でも、私たちがあたりまえだと思っていることを「日本にきて驚いた!」と言っていたので面白かった。