中2 後期総合学習② 3つのチームが本格始動

2017.11.16

 11月11日(土)中学2年後期総合学習②が行われました。3つのチーム4つのテーマが本格的に始動しました。

 1つ目の生命科学部連携チームは、場所は立命館大学びわこ・くさつキャンパスで行いました。小島寿夫先生のご指導のもと行われたのは「DNA解析」テーマとしたグループ。「将来お酒は飲めるのか」を調べる実験をしました。浅井智広先生には「クロロフィル分解」をテーマに、植物の中に含まれるクロロフィルを取り出す実験をしていただきました。大学の施設で初めて扱う器具や学習内容でしたが、丁寧な指導のもと、楽しく取り組むことができました。来週もびわこ・くさつキャンパスでの実験を行う予定です。

 2つ目のロボットチームは、学校で2月のロボット競技に使うロボットの制作を始めました。小さなねじを回して、ギアを組み、シャフトをつなぐ。ねじを落として無くしたり、完成したはずのギアボックスが動かなかったりと試行錯誤の連続でした。ギアボックスはスピード重視のメカとパワー重視のメカでは組み方が違います。それぞれのチームの戦略がこのギアの組み方に表れます。そのうちに、ギアボックスを完成させたグループが他のグループを助けにまわり、どんどんギアが完成するグループが増えてきました。このギアの組み方が競技にどう影響するのかが今後の課題です。形が見え始めました。

 3つ目の国際理解チームは、多文化共生について学校で学びました。第2回は「多文化共生から多文化共創へ」1・2時間目は外国にルーツを持つ子供達へ学習支援を行われているNPO団体・日和の講演会およびワークショップ、3時間目は本校で学ぶ留学生4名を迎え、交流会を行いました。留学に興味がある生徒たちも多い講座なので、日和のボランティアの徳永悠さん(京都大学助教)からは、「留学では自分自身が国境を越える。同じ経験を、身近な地域の多文化共生を実践することでも経験ができる」というお話がありました。また、生徒たちと年齢も近い龍谷大学生の梅井真由美さんからは活動を始めたきっかけや、やりがい、活動の意義についてのお話を、立命館大学生の池田剛さんからは学習支援で気を付けるべきことについてのワークショップを受けました。今回の学びは、先に控える学習支援体験活動に直接活きる内容です。さらに、自分たちに何ができるかを考えるきっかけとなったと思います。また、留学生との交流会では、先日茶の湯講座で学んだ内容を活かし、お茶を点てて振舞いました。その後グループに分かれて、日本でのカルチャーショックなどの経験を聞きました。なかなか普段触れ合えない留学生たちとの交流に、生徒たちは緊張しながらも日本との文化の違いなど興味深い話に興味津々に質問をしていました。

 今週も3つのチームが学びを深めます。未来を切り拓く学問の芽は育っています。


生命科学部連携1


生命科学部連携2


生命科学部連携3


生命科学部連携4


生命科学部連携5


生命科学部連携6


生命科学部連携7


生命科学部連携8


ロボット1


ロボット2


ロボット3


ロボット4


ロボット5


ロボット6


国際理解1


国際理解2


国際理解3


国際理解4


国際理解5


国際理解6