高校 SSH 水環境ワークショップ2018 1日目

2018.8.21

 今年度は、山梨県北杜市立甲陵高等学校と立命館宇治高等学校からのメンバーを迎えてワークショップを実施します。
 1日目の開催場所は、本校と琵琶湖博物館でした。本校では、琵琶湖環境科学研究センターの、一瀬 諭専門員に講義をしていただきました。講義の内容は、今回の実習で必要となる琵琶湖やプランクトン、そして課題研究の進め方やそのまとめ方についてなどです。琵琶湖の地形や水質、生態系などをクイズも交えてお話しいただきました。生徒達は身近にある琵琶湖でもまだまだ知らないことが多いと実感したようです。
 またプランクトンについては、図を用いて分類や特徴について学んでいます。不思議な形態をした様々なプランクトンは印象的で、特に珪藻類と警察の科学捜査との関わりについてのお話しは、非常に興味深いものでした。
 続く琵琶湖博物館見学では、琵琶湖の生い立ちや生態系、人間との関わりなどについて実物に触れながら学習することができました。琵琶湖の岩石、化石や丸子船の展示、水族展示室にいる多くの琵琶湖固有の生物など、本物に触れることで、学習した知識を自分が体験したものとして定着させることができたようです。
 琵琶湖に関する講義や博物館の見学を通して、実習の準備は万端です。2日目はそれぞれの研究テーマごとにグループに分かれて、船上等で実習や解析を行う予定です。