中1 京都新聞「声~若いこだま」に掲載 

2019.1.7

 12月19日(水)の京都新聞朝刊「声~若いこだま」の欄に、中学1年生の碧山綾香さんと澤星来さんの投稿が掲載されました。12期生のNIEの取り組みとして、9人目と10人目の掲載となります。
 今回は初めての投稿ということもあり、特にテーマは設けず、普段考えていることや興味を持っていることなどについて書きました。

■碧山綾香さん
 いつでも無料で気軽にやりとりができるLINE。気軽だからこそ、一言だけのやりとりで済ませてしまい、そこから誤解が生まれることも珍しくありません。心を伝えるやりとりには、やはり心が伴った言葉が必要です。一言の気軽さと、一言ゆえの軽さ。その長所と短所を踏まえた上で、時と場合に応じた使い分けができないと、よりよいコミュニケーションは生まれません。
 自分の心をより的確に表現するための言葉探しを怠らず、心をこめて言葉を伝えることの大切さを忘れないようにして、より良い関係を築いてほしいと思います。

■澤星来さん
 澤さんは日々何気なく使っている言葉に着目して、言葉の大切さについて考えました。言葉は自分の感情や思いを相手に伝える手段です。正しく使えば相手とのよりよい関係を築くことができ、言葉の選択や使い方を誤れば傷つけることや関係を壊すことになります。
 澤さんの「一回発した言葉は、一生戻ってきません。」という言葉が私たちの心に重く響いてきます。だからこそ、みなさんには読書をすることで多くの言葉に触れ、言葉の世界を豊かなものにしてほしいと思います。

 NIEの活動は、新聞を「読む」活動と共に、自分の体験を言葉にしてまとめ「書き」、新聞を発信の場としていくものです。自分の体験をまとめることの積み重ねは、生徒一人一人の未来の自分自身を支えていくのだと思っています。その思いと共に、本校のNIE活動をこれからも継続して行います。

(国語科:武藤希帆)