高2FT 6月の滋賀医大医療基礎セミナー
2019.6.25
6月18日(火) と24日(月)に、滋賀医大との高大連携事業である医療基礎セミナーの2回目と3回目が行われました。
2回目は生化学・分子生物学講座、分子病態生化学部門の扇田久和教授に「心臓・血管の働きと老化」と題した講義をしていただきました。心臓の働きから始まり、心筋梗塞の起こる原理、最新の研究まで網羅して話していただきました。途中、聴診器を実際に触って自分や隣の人の心臓の音を聞き、「心臓の音とは弁の音」ということを実感しながら教えていただくことができました。
3回目は生化学・分子生物学講座、生化学・分子生物学講座の縣保年教授による「がんの免疫療法 PD-1抗体療法とT-iPS細胞」の講義をしていただきました。縣先生は、昨年ノーベル賞を受賞した本庶佑先生と共に研究をされていた先生で、ジェンナーの予防接種の話から始まり、とても難しい話を高校生にも解り易いようかみ砕いて話してくださいました。特に「ガン治療薬オプジーボは商品名で本当はニボルマブといい、マブと付いたらそれは抗体治療薬」という話から始まった最先端の免疫療法の話はここでしか聞けない内容でした。
毎回、講義が終わると多くの生徒が先生に質問している姿が見られ、質問を通じて先生と対話することでより講義の内容の理解が深まっているようです。
7月は本校に先生方にお越しいただき、全校生徒対象で実施する予定です。どんな講義になるのか今から楽しみです。