高校3年生サイエンスAP 大学院生の講座に参加しました
2020.10.2
10月1日、高3理系ASクラスの授業サイエンスAPで、立命館大学大学院の講座「異分野・異世代セミナー」に参加しました。
本来であれば、週に1日立命館大学びわこ・くさつキャンパスに通って開講されるサイエンスAPですが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、守山キャンパスでの開講が続いています。大学キャンパスでの再開を心待ちにしている中ですが、今回は大学を飛び越えて、大学院の授業に参加する機会を得ることができました。
この講座は、修士課程2回生から博士課程3回生までの大学院生を対象としており、「地域・行政・企業が抱える課題に対して他研究科院生で構成された異分野・異世代のグループワーク内での議論を通して、課題解決に向けての提案(プレゼンテーション)を実施する」ことを目的としています。
今回はこの講座のイントロダクションとして、スポーツ健康科学部の家光素行教授の進行で、立命館大学客員教授・文部科学省科学技術・学術政策研究所上席フェローの今井 寛 氏より、「これからの時代、なぜ異分野・異世代連携が必要なのか」について講義をいただきました。それぞれの研究者が自分の専門性を深めていくことは当然必要だが、これからの社会課題の解決には、テリトリーを越えてアイデアや価値観が結びつくことが必要であり、その融合を実現できるスキルを身につけることがイノベーションの創出につながっていく、とのお話でした。
受講した生徒からは、「題名を見た時は少し難しい内容かなと思ったけど話を聞いてみるといろんなところに異分野融合がされていて驚いた」「今日の講義で未来の選択肢がより広がったなぁと思った。 もっといろいろなことと出会い、将来を考えたい」などのコメントが出ており、現在取り組んでいる課題研究や大学進学後にさらに専門性が深まる研究を続けていくうえで、同時に自らの価値観や視野を広げることの重要性にも気づくきっかけとなったようです。
今後、プレゼンテーションの回にも参加し、質疑応答に加わる予定です。大学院生のプレゼンスキルを参考にするとともに、高校生ならではの視点からの質問が多く出ることを期待しています。