高3 中高大院連携講座 サイエンスAP Ⅰ・Ⅱ『始動』
2021.4.28
高校3年生GLsコース(理系52名)を対象としたサイエンスAPⅠ・Ⅱ授業は、本校の教育活動の骨子でもある中高大院連携を担う特色ある講座の一つです。
サイエンスAPⅠでは主として、理系学部が多くある立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)の大学施設を視察し、さらに5学部(理工・情報理工・生命科学・薬・スポ健)の研究室と生徒自らが直接連携することで、大学での学びを先行して取り入れることを目指しています。
サイエンスAPⅡでは、研究テーマを各自で設定し、年間を通して探究する課題研究科目です。テーマによってはサイエンスAPⅠとも関連させながら、高校教員のみならず大学教員や学生からも指導助言を頂いて研究を進めます。
本年度も新型コロナウイルス対応による活動制限がある中、感染拡大予防対策を徹底したうえで各取り組みをスタートさせました。各学部と調整を行い、4月15日(木)、満を持してBKCにてサイエンスAP授業が始動しました。初回は施設見学を行うBKCキャンパスツアーを行いました。生徒たちは、今後利用する購買や図書館などを巡り、一足早くキャンパスライフを思い描きます。ツアー途中には、入学したばかりの本校卒業生たちに遭遇しました。学びの繋がりを実感することができました。
4月22日(木)は、スポーツ健康科学部による4つの研究紹介と施設見学でした。スポーツと身体・認知機能といった身近な研究内容を大学院生が分かりやすく紹介してくれました。その後、低酸素ルームや身体の3Dスキャンが可能な機器など、立命館が誇る全国最先端の設備を見学しました。
生徒の中には、研究紹介や施設見学を通して研究テーマの再設定を検討し、早くも大学教員や大学院生に指導助言を求める生徒もいました。
これからサイエンスAPでは、大学との連携を通じて生徒の知的好奇心が高まるような取り組みを実施していきます。生徒の皆さんがどのような成長を遂げるのか、担当教員一同もワクワクしながら、見守り、そして支援していこうと思います。