高3 中高大院連携講座 サイエンスAP I・II『理系5学部によるミニレクチャー(第3弾 生命科学部 編)』

2021.6.28

 第3回目は生命科学部です。4つのコース分野について、4名の院生に講演していただきました。「分子集合を制御した高機能材料の創製」というテーマで講演していただいた高分子材料化学研究室の大学院2回生の山口健太さんからは、ご自身が開発してこられた2つの機能性液晶材料についてお話をしていただきました。組織機能解析学研究室の大学院1回生の中西優奈さんからは「組織や臓器の機能を解明する生体機能シミュレーション」と題して、所属されている研究室での研究概要について説明されたあと、ご自身の研究テーマ「心筋細胞におけるカリウム電流発生に寄与するカリウムイオンチャネル」についてわかりやすく解説していただきました。生物工学コースの大学院1回生、辻茜さん「酢酸菌の酢酸発酵に関する膜脂質の機能解析」、生命医科学コースの大学院2回生、高木智代さん「細胞表面タンパク質の切断による細胞間コミュニケーション」も同様に、ご自身の研究を中心に生徒の進路選択に参考になるお話をしてくださいました。
 今回講師として担当していただいたどの大学院生も、ご自身の研究以外に大学の学部選択や大学院進学の理由、高校でやっておくといいことなどを率直に話していただき、生徒からの質問もあり、有意義な時間を過ごすことができました。
 次回、第4回は薬学部です。今後のミニレクチャーでも、生徒が自身の進路選択や研究に関わる情報を少しでも得て将来に向けたイメージを深めて欲しいと思います。