高校 総長PITCH 2021 THE FINAL進出決定

2021.11.1

 立命館起業・事業化推進室RIMIX事務局主催の「総長PITCH CHALLENGE 2021 オーディション」において、ユネスコ委員会のチームP.Sが、2年連続ファイナル進出を果たしました。このオーディションには、立命館学園の大学生・大学院生・高校生の計21チームがエントリーしていました。今年度もコロナ感染防止の観点から、ビデオによるプレゼンテーション審査となりましたが、結果、ファイナル7チームに勝ち残りました。高校生チームとしては唯一のファイナリストです!

ユネスコ委員会 チームP.S
3年2組 速水 瑠奈
3年8組 奥西 授
2年8組 大八木 望

 総長PITCH CHALLENGEとは、学校法人立命館に所属するすべての学生・生徒・児童を対象とし、オーディションを経て、ソニーグループ株式会社のSony Startup Acceleration Program(SSAP)の支援を受けながら、自分自身の興味関心から生まれたプランをビジネスレベルまでブラッシュアップしていくプログラムです。オーディションを経て勝ち残ったチームは、学校法人立命館の総長やスタートアップ分野の第一線で活躍する起業家・事業家へピッチ(ショートプレゼン)を行うことができます。またピッチ入賞者は、オーダーメイド研修など各賞に応じた特典と、アクセラレーターの個別フォローアップを受けることができます。

 ユネスコ委員会の生徒7名も2チームに分かれ、7月のSSAPインプット(事業づくりの「型」を学ぶプログラム)に参加するなどして、最後までブラッシュアップを重ねてきました。ファイナル進出を果たしたチームP.Sは「探究留学」というテーマで、プロジェクト開発を行いました。

【プロジェクト概要と進捗状況】
 「探究留学」とはあらかじめ地方自治体が設定した解決してほしい社会課題に対して、スキルの高い高校生が実際にその地方に赴きます。そして、10日程度フィールドワーク等の探究活動を経て、地方自治体に対して課題の解決策を提案するというプログラムです。あらかじめ設定された社会課題に対する解決策を考えることで高校生の大幅なスキルアップが可能となっています。探究学習の新たなスタンダードを目指します。
 現在、このプロジェクトは令和4年度夏もしくは冬の実現を目指して活動しています。具体的には先日の行った東京の私立高校の先生との面談やSONYさんとのメンタリング、他のファイナリストの指摘をもとに原案を修正するとともに、受け入れ先自治体やAddressさんと話し合いを重ね、より具体的なアイデアの構築を行っています。今後は、探究留学実施に向けたイベントを開催するため、①危機管理スキルの獲得、②後援企業の獲得、③受け入れ先自治体への訪問、④立命館守山高校及び立命館宇治高校への探究留学の広報、以上の4つを実施することでプロジェクト実現に向けて奔走してまいります。

 これから2ヶ月間、オーディションを通過したファイナリストたちは、ブラッシュアップを通じてビジネスプランに磨きをかけ、総長PITCH THE FINALの舞台へと挑みます。なお今年度から、オーディションを通過したすべてのチームにブラシュアップ活動助成金として25万円が支給されています。

 総長PITCH THE FINALは、12月11日(土)開催です。みなさん、応援の程よろしくお願いします。

※ Sony Startup Acceleration Program(SSAP) は、「あらゆる人に起業の機会を」をモットーに、起業のノウハウや開発環境を、新規事業を創りたいと考える 全ての人に提供し、新規事業の立ち上げをサポートするプログラムです。イノベーションエンジンとして、より良い社会を創っていくことを目指します。