中3 沖縄平和研修

2022.4.25

4月18日(月)から20日(水)の2泊3日の日程で、中学校3年生の沖縄平和研修を実施しました。

【1日目】
伊丹空港から飛行機で約2時間、那覇空港に到着しました。1日目は伊江島での民泊でした。伊江島は地上戦が激しく行われていたことから、「沖縄戦の縮図」とも呼ばれています。移動の多い1日でしたが、友人と過ごす時間が楽しいようで元気な姿があちこちで見受けられました。
伊江島では、本校初となる民泊を行いました。伊江島の方々にあたたかく迎え入れていただき、島のシンボルである城山(ぐすくやま)や伊江ビーチを楽しんでいたほか、サーターアンダギーづくり・琉装の着付け・貝細工など、沖縄ならではの文化を経験しました。

【2日目】
1泊2日という短い期間ではありましたが、日頃行うことのない経験ができたのではないでしょうか。練習した三線と歌を披露し、伊江島の方々に踊っていただくという一場面も見られ、あたたかい離村式となりました。生徒からも「民泊が楽しかった」という声が多くあがり、強く印象に残ったようです。
午後からは2グループに分かれ、沖縄県平和祈念資料館での研修・近江の塔でのセレモニー・ガマ/塔見学を行いました。沖縄県平和祈念資料館では、沖縄戦や沖縄の歴史を知ることのできる展示を見ました。近江の塔では、平和セレモニーを行いました。平和宣言や献鶴を行い、それぞれ平和への意識を高めました。また、各クラスごとでガマや塔などを見学しました。1・5組はヌヌマチガマ、2組は荒崎海岸、3組はアンティラ壕、4組は師範健児の塔に行きました。実際に戦争の歴史を見ることによって、当時の状況を想像できたのではないでしょうか。戦争と平和について考えを深める1日となりました。

【3日目】
コザ街歩きを行いました。コザとは、今でいう沖縄市の中心市街地のことであり、旧市名(コザ市)になります。各班に分かれガイドさんに案内していただきました。
最後に国際通りにて班別自主研修を行いました。楽しみにしていたこともあり、解散後すぐに走って目的地まで向かう姿も見られました。昼食に沖縄料理を楽しんでいる班、ブレスレットをお揃いに購入している班など、それぞれの楽しみ方で国際通りを満喫しました。

今回の沖縄平和研修は、生徒にとって中学校生活最初の宿泊研修でしたが、各個人が目的をもって学ぶことのできた研修になりました。事後学習として、出発前に課したMissionをVlogとして動画にまとめてもらっています。今回を機に、自分にとっての平和を考え続けることができる人になってもらいたいです。