高3サイエンスAP高大院連携企画「異分野・異世代セミナー」

2022.12.12

立命館大学びわこ草津キャンパスで実施している高3サイエンスAP高大院連携企画「異分野・異世代セミナー」に参加した生徒たちは、1ヶ月ほどにわたって、シーメンスヘルスケア株式会社様より頂いた「抗原検査キットのマーケットシェアを増加させるには?」というお題のもとで課題解決に取り組んでおり、12/8(木)の授業で、その成果を担当者の方々に発表しました。

具体的に示された課題は次の2つです。

①抗原検査キットを取り巻く環境における、2032年までの市場規模の推移を予測してください(今後感染再拡大が起こる可能性も示唆してください)。
②さらに成長するための戦略のアイディアや活用すべきチャネル(ホームページ、メール、直接の訪問など)を提案してください。

各班が独自の視点で提案をし、担当者の方からも「たくさんのヒントやアイデアがありました。ありがとうございます。」とコメントをいただきました。授業を終えた生徒の感想を紹介します。

・市場規模の推移を、シミュレーションを通して数値で出し、現実味を持たせることが難しかった。
・アイデアを出すときに、自分が面白いと思ったことは周りの誰かも思いついている。また、自分たちのアイデアと需要がリンクしないこともあり、それを一致させていくのは難しい。
・自分たちでデータを見つめて、考えたこと、思いついたことは自信を持って話すことができた。他のグループと考え方が違っていても、「自分たちはこうだ!」と言いきれた。
・1グループ10人で多かったが、人が多いと知識が足りなかったとしても、組み合わせで面白くなる。

社会課題に対して、自分たちで分析、提案をすることによって、多くのことを学べた機会となりました。