中高各学年で「包括的性教育プログラム」を実施しました

2024.7.29

 中高各学年で、性教育を実施しました。講師は養護教諭の山村と、スチューデントサポーターの大月です。
 身体の発達だけでなく人間関係やジェンダーなど幅広い内容を含み、子ども自身の尊厳や幸福を尊重した関係構築のスキルや知識を身に着けさせる性教育として、ユネスコは「包括的性教育」を提唱しています。立命館守山では、この「包括的性教育」の実施に取り組んでいます。今年度からは、各学年1年を通じて2回、包括的性教育の時間があります。
 守山では多岐にわたる性と生殖に関する知識やスキル、社会の状況を包括的に学ぶことにより、生徒自身が健康で安全、幸福な生活を送れるようになること、そして自身や他者の権利と平等実現を目指しながら社会参加することを目的としています。生徒参加型の性教育も実施しており、高校3年6組 山田侑花さん「男性メイクについて」、山本優季さん「女性が抱える月経の苦しみと社会のタブー視についてアクションを」から発表していただきました。
 1学期に各学年で実施した内容は、以下のとおりです。2学期以降も、各学年に応じたプログラムを実施予定です。

【中学1年生】
テーマ:「自分を知る」
内容:同意、境界線、校内で相談などが可能な人や場所など。

【中学2年生】
テーマ:「自分と他者を知る」
内容:性の4要素、心や身体の発達、ボディイメージなど。

【中学3年生】
テーマ:「自分と社会を知る」
内容:恋愛、結婚、性的同意、避妊と性感染症予防など。

【高校1年生】
テーマ:「自分を知る」
内容:心や身体の変化、性に関するウワサなど。

【高校2年生】
テーマ:「自分と他者を知る」
内容:性の4要素、差別とは?生徒からの発表など。

【高校3年生】
テーマ:「自分と社会を知る」
内容:家族、家族の多様性、パワー(権力)など。