高2 日本史探究 下之郷遺跡で弥生時代の稲刈り体験を行いました

2024.10.28

高校2年生の「日本史探究」の授業で、弥生人の生活を体験する取り組みの一環として、秋の稲刈りを下之郷史跡公園にて守山市立埋蔵文化財センター職員の皆様のご協力のもと、10月2日、22日、25日の3回にわたり行いました。この稲は、春に生徒たち自身が植えたものです。

稲刈りでは、石包丁を使った穂首刈りと鉄鎌を使った根刈りの2通りを体験しました。下之郷遺跡からは、弥生時代前期の石包丁や木包丁、古墳時代の鉄鎌が発見されています。これらの道具を実際に使うことで、収穫方法の違いを学ぶ貴重な機会となりました。

稲刈り後は、「足踏み脱穀機」(大正時代以降に全国で普及)を使って脱穀作業も体験しました。実習後には、炊飯していただいた赤米(弥生米)を美味しくいただきながら、今後の日本農業のあり方について語り合うなど、充実した取り組みとなりました。