高校 天王寺動物園と大阪市立自然史博物館にて研修を実施しました

2025.1.31

12月8日(日)・1月21日(火)に、高校1・2年生を対象とした「動物の食性と骨格」に関する研修を行いました。

◇12月8日(天王寺動物園)
高校1・2年生 23名が参加し、はじめに骨格や体の構造について講義を受けた後、園内を見学しました。講義では、獣医の方から「種によって骨格や歯・脚の構造、消化の仕組みが異なること」「骨格によって歩き方が変化すること」などを学びました。生徒たちは活発に質問をしながら興味・関心を深め、実際の動物を観察しながら展示の工夫や健康管理にも触れることができました。

◇1月21日(大阪市立自然史博物館)
高校1・2年生 17名が参加し、シマウマやトラの骨の並べ替えや、カメ・クジラの骨の洗浄など、標本作成の工程を体験しました。12月に学んだ骨格の違いを改めて実物で確認し、骨の向きや接地面などを考慮しながら慎重に作業を進めました。また、標本作りには「砂の中で生物により骨を分解し、その後水に浸して油分を抜く」など多くの工程が必要なことを知り、驚きとともに新たな学びを得ました。

これらの研修を通じ、専門の方から直接講義を受けたり実物に触れたりすることで、生徒たちは動物の骨格や食性への理解を深める貴重な機会を得ました。今回の体験が、今後の探究活動や進路選択の幅を広げる一助となることを期待しています。