高3 「国際協力」授業でグラフィックレコーディングを学習

2025.7.23

高校3年生文系クラスの必修科目「国際協力」の授業において、NPO法人山科醍醐こどものひろばより、ファシリテーショングラフィッカーの三宅正太氏をお招きし、「グラフィックレコーディング(通称:グラレコ)」について学びました。

グラフィックレコーディングとは、対話や議論をリアルタイムで絵や文字を使って記録・可視化する手法です。たとえば、社会課題の解決に向けたグループディスカッションの場面では、議論が進むにつれて「そもそも何の話をしていたのか分からなくなる」といったことがよくあります。グラレコは、そうした課題を解消し、議論の全体像を視覚的に把握しやすくすることで、円滑なコミュニケーションを促進します。

また、グラレコは、小さな子どもや日本語が得意でない人との交流、さらには異文化間のコミュニケーションにおいても有効な手段となります。

授業では、「上手に描くこと」よりも「まずは体感すること」を大切にし、絵が得意な生徒もそうでない生徒も、それぞれの感性でグラレコに取り組みました。

今後、生徒たちが探究活動で自らのアクションプランを考え、実行していく際にも、このグラレコのスキルは大いに役立つはずです。ぜひこの学びを、自分なりの「伝える力」として磨き、社会課題の解決に生かしてほしいと願っています。