AIを活用した英語教育の公開授業と教員研修を実施しました
2025.10.28
【実践レポート】立命館守山高等学校「AI×英語教育」
立命館守山高等学校では、未来を担う生徒たちの英語力育成を目的として、2025年10月23日(木)にAIを活用した公開授業および教員研修を実施しました。
本取組は、文部科学省の「AI活用による英語教育強化事業」、学校法人立命館グラスルーツ実践支援制度「AI とともに育てる、学園横断型英語教育モデルの構築」として採択されたプロジェクトの一環として行われたものです。
1.AIを活用した英語公開授業の様子
公開授業は、高校3年生「英語コミュニケーションⅢ」のクラスを対象に、山内優馬教諭が授業を行いました。授業の目的は、AIの力を活用して、生徒が英語で「話す」「やり取りする」機会を飛躍的に増やすことにあります。授業では、Googleが提供する高性能AIツール「Gemini」や「NotebookLM」を導入した取り組みをおこないました。生徒たちはAIを「先生」や「会話相手」として活用しながら、課題解決やディスカッションを英語で行い、生徒一人ひとりが自ら英語を使って考え、発信する力を磨くことができました。
2.Google専門家による教員研修を開催
公開授業に続き、本校教職員を対象としたGoogle AIセミナー(教員研修)」を実施しました。講師には、Googleの市場開発・顧客戦略本部より、上原玲様(副本部長)、祐源愛様、茂野瑠美様をお迎えしました。研修では、教育現場でのGeminiを活用したAIの事例紹介やAIの応用的な活用方法などが紹介されました。本校の教員は、AIを効果的に授業へ取り入れるための実践的なノウハウを学び、今後の授業改善につなげていきます。
3.今後の展望
今回の取り組みを通じて得られた知見をもとに、今後は「リツモリ版AI活用事例集」を作成予定です。この事例集では、AIを授業に取り入れる際の工夫や効果的な実践例をまとめ、校内外に広く共有していく予定です。立命館守山高等学校は、これからも最先端の技術と人間的な学びの融合を追求し、生徒一人ひとりがグローバル社会で活躍できる英語力と創造力を育んでまいります。
4.参考
文部科学省 AI活用による英語教育強化事業採択:https://www.mrc.ritsumei.ac.jp/2025/05/01/post-182267/




