高1 対話から広がる“絵画の世界”─現代の国語での特別授業

2025.11.1

9月18日(木)、高校1年1組~8組の「現代の国語」の授業において、嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学の岩崎陽子教授および学生8名をゲストにお迎えし、「対話型絵画鑑賞」の講義とワークショップを実施しました。

4時間目には、岩崎教授より「絵画鑑賞」が〈描写・解釈・評価〉の3つの観点から成り立つことについて講義をいただき、その後、学生アシスタントによるデモンストレーションを通して、鑑賞の具体的な進め方を学びました。

5時間目のワークショップでは、各クラスに分かれてグループごとに1枚の絵を題材に対話を重ねました。4時間目に学んだ〈描写・解釈・評価〉の手順を意識しながら意見を出し合い、活発に議論する姿が印象的でした。最後には、それぞれのグループが絵にタイトルを付け、自分たちなりの評価をクラス全体に発表しました。

普段は一人で行うことの多い「絵画鑑賞」も、対話を通して異なる視点や新たな発見に触れることで、より深い理解へとつながります。今回の活動を通して、生徒たちは「鑑賞×対話」がもたらす豊かな学びを体感することができました。

なお、本授業は立命館学園グラスルーツ助成制度の支援を受けて実施しました。ご協力いただいた岩崎陽子教授をはじめ、嵯峨美術大学・短期大学の皆様に心より感謝申し上げます。