高校 生徒会DX公開体験会を開催しました
2025.12.25

12月15日(月)立命館守山高等学校にて「生徒会DX 公開体験会」を開催しました。本校がこれまで取り組んできた、生徒が主体となって学校をよりよくしていくための「生徒会DX」の実践を、学内外に向けて公開するイベントです。当日は、本校の生徒・教職員に加え、他校の教員や教育関係者など、多くの方にご参加いただきました。
また、公開体験会にあわせて、ルールメイキング、デジタル民主主義、電子投開票に関する3本の紹介動画を公開しました。
学校づくりに参加するということ
はじめに岩崎校長から、「生徒一人ひとりが安心して意見を出し合い、学校づくりに参加できることの大切さ」について話がありました。学校は、決められたルールに従うだけの場所ではなく、対話を通してよりよい形を考えていく場であるというメッセージが共有されました。
電子投票で体験する生徒会選挙
体験会では、実際に本校の生徒会活動で行われている取り組みが紹介されました。その一つが、京セラが提供する電子投票システム「デジ選」を活用した生徒会選挙の体験です。自治体の選挙でも使われているこのシステムでは、紙の投票用紙を使わず、タブレットから投票を行うことができます。
生徒たちは、自分の一票がどのように集計され、結果に反映されるのかを体験しながら学びました。
https://youtu.be/DZR0HtVHiic?si=ieQMGTKdmIqY5EF0
ルールは「守るもの」から「考えるもの」へ
本校で進めてきた校則の見直し「ルールメイキング」についても紹介されました。これまで当たり前とされてきたルールについて、「なぜ必要なのか」「より良い形はないのか」を生徒自身が考え、アンケートや話し合いを通して意見を重ねてきました。
ルールを守るだけでなく、ルールをつくる側に立つ経験が、生徒の主体性を育てています。
https://youtu.be/MMa1s2-IzHQ?si=vNlvd2bo_3U7-ajP
デジタルツールで意見を集める
意見集約の場面では、デジタルツール「Liqlid」を活用しました。タブレットやスマートフォンから気軽に意見を書き込むことができ、集まった意見はAIによって整理・可視化されます。多くの意見を効率よく把握できるだけでなく、少数意見にも目を向けやすくなる点が特徴です。
生徒会役員にとっても、意見集約の負担が軽減される効果がありました。
https://youtu.be/Lzfj5UnzKAE?si=gLH9eINK7kA4TsyI
「参加する民主主義」を学校から
今回の公開体験会を通して、生徒たちは「投票する」「意見を書く」だけでなく、「対話しながら決定に参加する」民主主義を実感しました。学校という身近な場での経験は、将来、社会に出たときにも生きる大切な学びとなります。
立命館守山高等学校では、今後も生徒一人ひとりが学校づくりに関わり、自分の考えを表現できる環境づくりを進めていきます。今回の取り組みが、より多くの学校や地域へと広がっていくことを目指しています。
メディア掲載
・学校の改善点 AIが分析(2025年12月12日 読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20251211-GYTNT00205/
・京セラ「デジ選」を使用した生徒会選挙を開催(2025年12月19日 電波新聞)
https://dempa-digital.com/article/703468
・立命館守山高で生徒会選挙を電子投票 自由投票制で選挙を自分ごとに(2025年12月23日 びわ湖大津経済新聞)
https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/3176/
・電子投票で生徒会選 守山市内の3高校で(2025年12月24日 読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20251223-GYTNT00202/
参考
・高校 生徒会DXアドバイザーに栗本拓幸氏(株式会社Liquitous 代表取締役CEO)を任命しました
https://www.mrc.ritsumei.ac.jp/2025/05/20/post-187743/