中学 メタバースを活用した新しい美術鑑賞の授業を実施しました

2026.1.23

1月15日(木)、本校美術科の授業において、メタバース空間を活用した美術鑑賞の取り組みを実施しました。

本授業は、一般社団法人インパクトラボ代表理事の上田隼也氏を講師に迎えて行いました。インパクトラボは、本校が運用している「デジタル保健室」の開発・構築を担っており、教育現場におけるメタバースやVR、生成AIの活用について継続的に取り組んでいます。

本校では、メタバースを活用した中国との国際交流を構想していましたが、今回は諸事情により実施を見送ることとなりました。そこで、その準備段階として、メタバース空間における学びの可能性を検証する目的で、美術科の授業において試行的に本取り組みを実施しました。

授業では、日本発のメタバースプラットフォーム「cluster」を活用し、仮想空間上に構築されたバーチャル美術館「リツモリ・バーチャル・ミュージアム」に、生徒がアバターとして参加しました。生徒たちは、実際の美術館を訪れているかのような感覚で空間内を自由に歩き回り、展示された作品を鑑賞しました。

各作品の横にはコメントボードが設置されており、生徒は作品を見て感じたことや気づきをその場で書き込み、他の生徒の視点や感想に触れることができます。対面での鑑賞では発言に躊躇しがちな生徒も、メタバース空間を通じて自分の考えを表現し、鑑賞体験を共有する姿が見られました。

本授業を通して、生徒たちは作品を「見る」だけでなく、「考え、言葉にし、共有する」という美術鑑賞のプロセスを主体的に体験しました。メタバースという環境を活用することで、多様な表現や他者の視点に触れる機会が生まれ、美術鑑賞の新たな可能性を実感する授業となりました。

本校では、今回の試行を今後の国際交流や教科横断的な学びへとつなげながら、デジタル技術を活用した教育実践を引き続き推進していきます。
なお、本授業の様子は、協力いただいたインパクトラボの公式noteにも掲載されています。
▶https://note.com/impactlab/n/ncbc1b68dc64a