高3 中高大院連携講座 サイエンスAPⅠ『理工学部 AIOL施設見学会』

2022.5.25

 高校3年生GLsコース(理系43名)を対象としたサイエンスAPI・II授業は、本校の教育活動の骨子でもある中高大院連携を担う特色ある講座の一つです。
 サイエンスAPIでは主として、理系学部が多くある立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)の大学施設を視察し、さらに5学部(理工・情報理工・生命科学・薬・スポ健)の研究室と生徒自らが直接連携することで、大学での学びを先行して取り入れることを目指しています。

 5月19日(木)、BKCにある理工学部の施設のAIOL(All In One Laboratory)を訪問し、理工学部の金山英幸先生より課題研究のノウハウに関するレクチャーと、施設見学会を実施しました。

 AIOLには3Dプリンタを中心に、モノづくりに関わる様々な最先端機器が多数あります。
また、学生が製作したロボットや模型も多数置かれており、生徒たちはその一つ一つに驚きと感動の声をあげていました。
 隣接する工作センターでは金属加工の様子を見学した他、出来上がったものを評価するための最先端の顕微鏡とその様子を見せていただきました。具体的には、10円玉に描かれている平等院の上にある鳳凰がくっきりと映し出され、さらにはその厚みなども表示されていました。
 最後にはお土産として、3Dプリンタで製作された蝶や『R』のロゴのストラップをいただき、生徒たちもテンションが上がっていました。

 今回の施設見学を通して生徒たちは最先端のモノづくり技術に触れることができました。できないと思っていたことができるかもしれない。作れないと思っていたものが作れるかもしれない。今後の課題研究だけでなく、生徒たちの将来の選択肢が増えたのではないでしょうか。
 今後も大学との連携を密にし、生徒の皆さんの心躍らせることができる企画を続けたいと思います。