リツモリがある滋賀県。
そこにあるのは、
日本最大の湖「琵琶湖」です。
その立地を生かし、
SSHの研究開発課題の
ひとつ
として毎年行っているのが
「水をテーマにした研究活動
“水環境ワークショップ”」です。

リツモリで、琵琶湖環境科学研究センターの専門員さんに琵琶湖やプランクトン、そして課題研究の進め方やそのまとめ方について講義をしていただきました。琵琶湖では、琵琶湖の生い立ちや生態系、人間との関わりなどについて実物に触れながら学習。琵琶湖に関する講義や乗船実習を通して、実習の準備は万端!

まずは、環境学習船「megumi号」で北湖、南湖の調査を開始。表層水と深層水(45m)、低泥、プランクトンを採取し、その場で簡易水質調査を行ったほか、プランクトンネットで湖水の水をろ過。これで、必要な試料は揃った。さあ、BKCに戻った後は、2つのチームに別れそれぞれのテーマの分析だ!

北湖、南湖で採取したプランクトンを、計数板という器具を使って分析する実習と水質調査を実施。プランクトンの種類数や細胞数、体積量について各地点における違いを調査した。メンバーは、分析を通じて今まで見たことのないプランクトンやその種類の多さに圧倒されたよう。プランクトンに対し、新たな興味が広がった。

与えられたテーマは、5種類の水試料を8つの候補「琵琶湖で採取した2種類の水」「BKC生活排水」「BKC浄化槽処理水」「BKC水道水」「海水」「地下処理水」から推定するというもの。メンバーは、2つのグループに別れた後、先生のアドバイスをもとに様々な器具を用いて粘り強く測定し予想を行った。結果はいかに?!


水と環境というテーマをもとに3日間にわたる活動をしたメンバー。科学的な考え方やアプローチを学び、次は高校3年間の集大成「卒業研究」に挑戦。さらにレベルアップした研究成果を見せてくれることだろう!