立命館名称の由来 / 立命館憲章 / 論語述而の石碑

立命館名称の由来

立命館

「立命」というのは中国の古典「孟子」の盡心章じんしんしょうの一節にある「殀寿ようじゅたがわず、身を修めて以て之れをは、命を立つる所以ゆえんなり」から採ったもので、「人間には、若死にする人もあれば、長生きする人もあるが、それはすべて天命で決められていることであ る。だから生きている間はわが身の修養(勉強)に努めて天命を待つのが人間の本分を全うすることなのである」という考えです。

したがって、「立命館」は人間がその本分をまっとうするための場所を意味しています。

出典「論語述而」

論語述而

先生(孔子)が言われた、「志向するところは、道であり、拠り所は徳にあり、根本は仁にある。そうして芸(礼儀・音楽・弓術・馬術・習字・算術)の中に憩い遊ぶ」と。知識偏重ではなく、心を育て、豊かになることによって、初めて学問も長じるということを諭す。

[撰]白川 静 1910(明治43)年〜2006(平成18)年

文学博士。立命館大学名誉教授。立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所名誉研究所長。立命館名誉館友。多年にわたる中国古代文化の研究で卓越した業績をあげ、また漢字研究を通じて中国さらには東アジア文化研究の発展に顕著な貢献をした。1998(平成 10)年 文化功労者顕彰、1999(平成11)年 勲二等瑞宝章受章、2004(平成16)年 文化勲章受章。代表著作は『字統』『字訓』『字通』。

[書]川本 八郎 1934(昭和9)年〜

1995(平成7)年〜2007(平成19)年 学校法人立命館理事長。
現在、学校法人立命館顧問。2007(平成19)年 旭日重光章受賞 。