中3 PUSHコース(救命救急講習)受講

2018.2.13

 2/10(土)道徳・総合学習の一環として、胸骨圧迫とAEDの使用方法について実習を行いました。
 おうみ救命プロジェクトのサポートをいただき、京都大学大学院の岸森健文先生、滋賀県立総合病院の大野進先生を始めとして、現職の医師・看護師など医療関係のお仕事に携わっておられる14名の講師をお招きしました。
 生徒は中学1年時の保健体育の授業で、消防士のみなさんから講習を受けています。しかし、心臓突然死は日本で年間7万人(約200人/日)。これは、交通事故死の10倍以上であり、大人が周りにいない状況で、自分の大切な人が心肺蘇生の必要な状況になることは、十分に考えられます。救急隊が到着するまで、交代しながら胸骨圧迫を続けるケースも想定させてもらいながら、生徒は真剣に取り組んでいました。
「前に一度講習を受けているから、自分は必ずできる」とはなかなか思えません。今回の講習も、「繰り返し学ぶことが必要である」という観点から実施しました。これから先の人生でも、このような研修の機会を積極的に活用し、他人事ではなく、自分にとってかけがえのない大切な人を救うことにつながる姿勢を持ち続けてほしいと考えています。