中学 ”届けよう、服のチカラ”プロジェクト講演会実施

2018.6.29

 2018年6月27日(水)、本校メディアホールにて、 “届けよう、服のチカラ”プロジェクト講演会を行いました。ファーストリテイリングより講師の由井賢二さんにお越しいただき、およそ70名の中学生が参加しました。
 服のチカラプロジェクトとは着なくなった子ども服を難民の元へ届けようという取り組みで、昨年度は全国で322校の学校が参加し、約56万着が集められました。本校でも数年前に高校生が参加しています。UNESCOスクールの国際協力の取り組みとして、今年度は中学校の様々なクラブや委員会の協力で実施する予定です。
 由井さんよりsustainabilityというキーワードと共に、「限りある資源を有効に使わなければこれからの企業は成り立たない」ということや「服には命を守ったり、人としての尊厳を守ったりするチカラがある」といったお話を聞き、生徒たちはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。また、講演後には短い時間でしたが積極的に質問をする様子もありました。「真面目なことを楽しんで企画する」ことが大切であるといった服の回収のアドバイスも頂き、これからの活動の参考となりました。
また由井さんからはファーストリテイリングの柳井社長が数年前に掲げられた「Go beyond borders」というメッセージを立命館との共通点としてご紹介頂きました。中学生という立場を超え、世界のためにできることを行動に移してくれることを願っています。

≪参加生徒感想≫
・難民の数が約6500万人でその半数は18歳未満の子どもだと知ってとても驚きました。難民のために人たちに送りたいと思いました。よりよい未来のために頑張りたいです。(中学校1年生)

・6500万人もいる難民は私たちと同じ生活ができていないのは悲しい現実だと思った。難民の子どもたちがボロボロになった服を着ている姿を見て悲しくなった。ちゃんとした服を着せてあげたいなと思った。ユニクロにあるリサイクルボックスには私は服を入れたことがあるので、これからも難民の方が助かるように協力していきたいと思った。たくさんの人にこれからするプロジェクトを知ってもらいたいし、協力してほしいので、わざわざ持っていくのは面倒くさいと思っている人も協力してくれるように、服を持っていきたいと思ってくれるような仕掛けを作っていきたい。(中学校3年生)

・ユニクロは自分が思っていたよりたくさんの作業をしていて、たくさんの思いを持ちながら活動していてすごいと思ったし、初めて知ることがたくさんあった。難民の人への活動はもっと積極的にやるべきだと思う。私たちにできることは1つでも多くして、世界の人の役に立ちたい。文化祭で来てくれるお客さんに服を持ってきてもらえるように、文化祭のチラシやパンフレットで宣伝したり、クラスでみんなから集めたいと思う。(中学校3年生)