高校サッカー部 東北遠征 南三陸町、石巻市での交流

2018.8.27

志津川高校、石巻北高校との交流試合  07.28~07.29
 津波被害の大きかった南三陸町にある志津川高校グランドにてサッカーの交流をしました。
 土地のかさ上げ工事が継続して行われているが思うように進まず、住民は志津川の街に戻ってこられない現状があるとのことでした。志津川高校の在籍数も当時より激減しており、サッカー部も3年生が引退すると部員不足でなかなか練習試合もできないとのことでした。今回は同じく震災で被害のあった地域の石巻北高校サッカー部員も加わり、3校でチーム分けをして紅白戦を行い、交流を深めました。

大川小学校跡を訪問
 津波被害で多くの児童が亡くなった石巻市立大川小学校を訪問しました。
 震災当時は部員も小学生で、同学年の人たちが被害にあわれたことを改めて知り、心を痛めていました。

『雄勝花物語』 雄勝ローズファクトリーガーデンでのお手伝い
『雄勝花物語』とは、3.11の津波被害で壊滅した石巻市雄勝町を花と緑の力で復興するためのプロジェクトのことです。雄勝町は現在誰も住んでいない場所となりました。そこで徳水さん夫妻が共同代表となり、奥様の実家跡地に震災後7年間で約8000人のボランティアの方々の協力で完成したコミュニティーガーデン、『雄勝ローズファクトリーガーデン』を活動拠点に、被災者が亡くなった人やものとつながる慰霊の場として、また被災者と支援者が交流する場として作られたローズガーデンでした。
 今回私たちサッカー部は、煉瓦やブロックの運搬を中心に、新たな花壇の増設を手伝いました。力仕事のできる若い人間が大勢で運搬作業をしたことで、予想以上に仕事がはかどったようで、徳水夫妻には大変喜んでいただきました。
 思いに賛同して人が集まるプロジェクトに、参加させていただいたことで私たちも多くの元気をいただいたように感じました。