中1 京都新聞「声」に掲載

2018.9.5

夏季休暇中に京都新聞朝刊「声~若いこだま」の欄に掲載された3名の記事を紹介します。
今回は初めての投稿ということもあり、特にテーマは設けず、普段考えていることや興味を持っていることなどについて書きました。

7月25日(水)、中学1年の三木茉奈佳さんの投稿が掲載されました。
12期生のNIEの取り組みとして、1人目の掲載となります。
 私たちが暮らしているのは地震大国日本。地震が引き起こす災害はいつどこに起きてもおかしくありません。最近は防災グッズを常備する家庭も増えています。しかし、三木さんは「物」の備えにとどまらず、「心」の備えが必要であると述べています。大切な家族の命を守るために、家具などの点検をしておく、いざというとき、どこに集合してどのように連絡を取り合うか話し合っておくなども、大切な備えだと言えるでしょう。三木さんの言葉のとおり、どれだけ「心の備え」をしておくかは、自分や家族の命を守ることにつながります。みなさんも、家族でもう一度、「我が家の防災」について話し合ってみてください。

8月15日(水)、中学1年の日夏涼陽さんの投稿が掲載されました。
 高齢化により戦争体験を語る人が減る中、日夏さんは終戦記念日を迎えるまでのさまざまな報道を見て、体験者の思いを肌で感じ、「語る」だけではなく、その思い「伝える」ことが必要であると感じています。私たちは戦争について深く学び、考え、思いを「伝え」続けることが大切です。戦争体験を風化させることなく次世代へ語り継ぎ、平和な世界を築かなくてはなりません。

8月22日(水)、中学1年の丸谷暖さんの投稿が掲載されました。
 人は千差万別ですが、一日に与えられた時間は平等です。そのことに気づき、日常と照らし合わせることで、自分の生活を振り返ることができた丸谷さん。「限られた時間を有効に使い、自分をいかに成長させるか」、それは自分自身を見つめることに他なりません。中学校生活は一度しかありません。中学三年間という、誰にでも平等に与えられている貴重な時間を大切にし、一人ひとり大きく成長してほしいと願います。

 NIEの活動は、新聞を「読む」活動と共に、自分の体験を言葉にしてまとめ「書き」、新聞を発信の場としていくものです。自分の体験をまとめることの積み重ねは、生徒一人一人の未来の自分自身を支えていくのだと思っています。その思いと共に、本校のNIE活動をこれからも継続して行います。

(国語科:武藤希帆)