中2 家庭科 避難所運営図上訓練「避難所HUG」を実施

2019.3.18

 中学2年生の家庭科では3学期に住生活分野の学習をしたのち、災害や防災について学んできました。そして今年度最後の授業では、それらの学びを生かして避難所運営ゲーム「避難所HUG」を実施しました。

 「避難所HUG」とは、平成19年に静岡県が開発した、災害発生時における避難所運営を模擬体験できるゲームです(詳細は下記、静岡県のホームページ参照)。
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html

 生徒たちは、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情を踏まえながら、学校のどこに避難者を配置していくかを考えたり、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくべきかを話し合ったりしながら、避難生活の実際を模擬体験することができました。

 各班4~5人のチームで避難所運営を行いながら、様々な出来事にどう対応するのか、活発に自分なりの意見や考え方を出し合い、ゲームが終わるころには皆もうへとへとに。授業後の生徒の感想では、「実際の災害が起こった時にはもっと大変なことになるのが想像できた」「普段からいざという時の備えが必要であることがわかった」「避難生活ではみんながお互いに協力していくことが大事」などといった感想が見られました。

 大人でも難しいこのゲームに、生徒たちは一生懸命になって取り組んでくれました。「中学生だから、子どもだから何もできない」ではなく、今後、いざとなったときに自分には何ができるかを考えて動ける生徒になってくれることを願っています。