高校 イオンワンパーセント・アジアユースリーダーズ in ベトナム【後半】

2019.8.27

 プログラム後半は、ベトナム国立農業大学の教授とベトナム厚生省の方から食の安全性やベトナムにおける食の取り組みの変化についてのお話を、またベトナム国立農業大学訪問では、養蜂場、育苗場、スピルリナ養殖場、キノコ栽培場などを見学しました。見学を通してベトナムの食に対する取り組みの一端を知ることが出来ました。また、イオンベトナムではチーム毎に事前に決めた「食と健康について」のインタビューを行いました。
 これまでのレクチャーや見学などを通して得たことから、各グループが食と健康の問題に対する解決策を提案するため、プレゼンのテーマやゴール、内容を決めてプレゼンを作成。10名の生徒が頭を付き合わせて相談し、なかなか意見が一致せず頭を悩ませていました。
 プログラムのクライマックスは最終日のプレゼンテーションコンテストです。本校の3名は得意分野を生かしてそれぞれのチームに貢献し、ベストを尽くしていました。残念ながらどのチームも3位入賞は果たせませんでしたが、アジア9カ国の生徒と協労し一つのプレゼンテーションを作り上げるという、かけがえのない経験をし、多くのことを得てくれたことと思います。 フェアウェルパーティーでは、日本の生徒はソーラン節とオタ芸の出し物で会場を盛り上げていました。パーティーの後も名残を惜しんでいました。
 今回の貴重な体験について、生徒達は2月に他生徒たちに発表する予定です。

≪参加生徒の感想より≫
プログラムが始まってから、日本人を含め、周りの学生の英語力に圧倒され自分の英語力の低さに改めて気づかされました。周りが何の話をして笑っているのか、今自分がどんなレクチャーを受けているのか分からないことだらけで最初の3日間は本当に本当に帰りたいと思っていました。このままじゃ嫌な思い出になってしまうと半分意地でとにかくみんなについていくために手分けして資料を事前に翻訳したり積極的にコミュニケーションを取るために下手くそな英語で喋りかけたり、ジェスチャーで伝えたり、ゲームを紹介してみんなで遊んでみたり、自分なりに試行錯誤してみました。自分で言うのは恥ずかしいけれど、「自分のできることを全力でみんなの為に」を心がけて自分の持っている力(コミュニケーション能力など)を今までにないぐらい活かせた1週間だったと思います。それでも、私の英語力のせいでなかなか会話が成り立たない場面もあって、そんな時は全力で周りがサポートしてくれました。チームのみんなに迷惑をかけたし、プレゼンに至っては何の役にも立たなかったけれどこんな私を受け入れてくれた賑やかで、優しくて、思いやりのあるチームメンバーに出会えたことがこのプログラムで得た何よりの収穫です。9カ国、115人のリーダー達と過ごせた時間は最高の宝物です。