高2 芸術鑑賞「ノートルダムの鐘」を行いました

2020.1.17

 1月16日(木)京都劇場において、高校2年生が劇団四季 ミュージカル「ノートルダムの鐘」を鑑賞しました。
 今回の鑑賞はいよいよ19日が千秋楽という中で行われた鑑賞でした。最高の声、歌、踊り、変わらぬ最高の演目でした。カーテンコールも5回起こり、生徒たちも立ち上がってステージに叫んでいたのが印象的でした。

【生徒の感想】
・多様な愛の形を知りました。人間と怪物の何が違うのか。私は何も違わないと思います。
「怪物」という固定概念を作り出したのは結局人間なのではないでしょうか。それは、現代の日本でも変わりません。「障害者」や「同性愛者」など、これらに該当する人たちを区別し、人によっては蔑む。感情は皆持っているし、人を愛したり愛されたりするのも皆同じなのに人間は区別します。この劇を見て、改めて人間自身が固定概念を作っているのであって本質的にはみんな何も変わらないんだな、と感じました。演者の皆さんの演技力に圧倒され、つい涙してしまいました。高校2年になり、様々なことを考え前に進もうとしている今、この作品に出会えて観ることができて本当に嬉しく思います。みなさんの演技力もそうですが、歌唱力、演出家さんが作成されたであろう舞台。すべて素晴らしく、とてもよかったです。語彙力が足りなくて申し訳ないです…ただ、本当に幸せな時間を過ごせました。みなさんの演劇をまた観たいです。個人的にも観に行こうと思います。観ることができて頂けて本当に感無量です。ありがとうございました!!(高2女子)

・最後絶対私の事好きだって思うぐらいのファンサービス(カーテンコール)ありがとうございました。周りの女はみんな私を見ているって錯覚を起こしていました。最高の劇をありがとうございました。(高2女子)

・内面的には人間の方が怪物じみていると感じましたが、外見で判断されるこの世の中は残酷だなと感じました。しかしどの登場人物が正しいかは自分には分かりかねます。悪役も見方を変えれば真っ当に生きた一人の人に見えます。その点を踏まえて私の好きなキャラクターは1番努力している様に見えたご主人様です。最後は欲望に負けましたが、それ以前は真面目な聖職者だと見受けられました。自分も彼の生き方を一部見習い、一部反面教師としたいと思います。本日は大変素晴らしい「ノートルダムの鐘」をありがとうございました。(高2女子)

・私の母が「劇団四季」が好きで、小学校の時にも複数回見せてもらいました。小さい時に見た時の印象や感想とは違い、高校生で見た時の印象、感想はとても壮大なものとなりました。ストーリーは怪物と呼ばれて醜い存在な主人公カジモドが己を信じフロローの縛りから自らを信じ生き抜いていく、素晴らしいミュージカル出会うことができました。数々の試練を乗り越え、愛すべき人を支え、守り抜く、まさにヒーローのような生き様に非常に感銘を受けました。またストーリーだけでなく、演技力、歌唱力、表現力、すべてにおいて圧倒されました。その演じている役柄に入り込み、その役の感情をよく理解して、演技するというのは簡単なことではないと思います。それは演技だけでなく普段の生活にも相手のことを思いやること、相手の立場に立って考えることなど「優しさ」につながるものだと思います。劇としても一人の人間としても色々考えさせられる3時間になりました。ありがとうございました。(高2男子)