高校SSH 2020年度 水環境ワークショップ

2020.8.27

 8月25日~27日、高校理系ASクラスで、「水環境ワークショップ2020」を実施しました。
 立命館学園の規定に沿う形でコロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、フィールドワークや発表会を含んだ3日間に及ぶ研究活動を行いました。
 1日目は立命館守山高校にて、湖上実習に向けた事前学習を実施しました。滋賀県琵琶湖環境科学研究センター、元特命研究員の一瀬諭先生の指導の下、琵琶湖の基本情報やプランクトン採集のノウハウについてご講演いただきました。生徒たちはメモを取るなどして、意欲的に学んでいました。
 2日目はいよいよ湖上実習。晴天にも恵まれ、予定通りに進めることができました。生徒たちは1日目に学習した採水方法や、プランクトンの採集方法を思い出し、主体的に取り組んでいました。さらに、自分たちで採集したプランクトンを顕微鏡で観察すると、「きれいに見えた!」、「これクンショウモや!」などの声が上がりました。顕微鏡を正しく使い、プランクトンの種類も判別できるようになっていく様子が見られました。
 3日目は発表会。午前中は発表に向けた資料の作成です。データ集計,撮影担当など,役割分担して協働的に進めることができました。そして発表会。自分たちで集めたデータを使って自分たちの視点で考察したことを、工夫して発表しました。質疑応答では活発な議論も展開され、全員で研究を深めていく様子が見られました。
 今回の研究活動を通じて学んだデータの科学的な取り扱いや、プレゼン資料の作成、発表を、生徒それぞれが現在取り組んでいる探究活動に活かすだけでなく、各自の将来に価値あるものになることを期待しています。