高校 日中高校生対話・協働プログラム 協働プレゼンテーション発表会を実施

2022.2.25

 国際交流基金・日中交流センターのサポートをいただき、2月18日(金)、パートナー校である南京外国語学校と本校高校生参加生徒11名による協働プレゼンテーションをオンラインにて実施しました。
 これまで、バーチャルビジット(コロナ禍においても相互訪問をしているような深い交流を行うこと)をテーマに、約半年間「体験」の要素を取り入れての交流プログラムを実施してきました。滋賀について学ぶフィールドワークを実施しバーチャルツアーの映像を作成したり、手紙を書いて送ったり、滋賀&南京すごろくを協働で実施したりと、対話でのオンライン交流会に留まらない交流活動を継続してきました。今回はその集大成として、衣食住、ポップカルチャーについて、生徒が対話を通じてトピックを決定し、2国間の文化の相違点について班で意見をまとめて発表しました。
 当日限られた中でのリハーサルと準備にも関わらず、両校の生徒たちは抜群のチームワークで発表することができ、相互の学び合いだけでなく、一つのことを共に成し遂げた達成感を共有していました。中国の生徒たちは大変流暢な日本語で、また本校の生徒も中国語を織り交ぜて発表する生徒もおり、制限の多いオンラインを通じての交流ですが、その中でも創意工夫した生徒たちに拍手を送りたいと思います。
 なお、4月からも両校新たなメンバーでの交流を継続することが決定しています。早く相互の訪問ができることを願いつつ、また新たな発見が生まれることが楽しみです。

《生徒の感想より》
・中国の生徒の皆さんが日本を本当に好きでいてくれていることがよく伝わり、嬉しい気持ちでいっぱいでした。半年間を通して何度も交流できたことも嬉しかったです。実際に比叡山に行ってみて感じた滋賀の魅力を中国の生徒に伝えられたり、手紙を書いて送ったりなど、オンライン交流だけで終わらないところが素敵なプログラムで、参加して本当によかったと思いました。
・滋賀県と南京との交流ということで改めて双方の文化について知れたのがとても良かった。滋賀民なのに初めて知ったことや、南京の人たちの方が詳しいなんてこともあり、その魅力を再発見できた。また南京のことをトークセッションや双六などを通じて知り、日本との違いや同じところを比べてとてもおもしろいと感じた。個人的には北京ダックと南京ダックがあり、違いがあることがけっこう衝撃的でおもしろかった。
・中国の人たちはみんないい人ばかりで話も弾んだし、ノリが似ていてオンラインで会話しているという気がしなかった。今まで色々なオンラインイベントに参加したが一番楽しく、本当に対面で喋ってみたかった。協働プレゼンテーションは初めてだったが、最終的に上手くできたので安心している。