FT高2 朝日新聞連携講座~甑島研修へ向けて

2022.3.15

 3月10日(木)午後から、今年度最後の朝日新聞連携講座を実施しました。
 現在FTコース高校2年生はNY研修の振替研修の甑島研修の準備を進めています。甑島研修では事後に新聞を作成し学びをまとめます。現地でのインタビューをするために、朝日新聞外園周二主査に「記事を書くために事前にしておくべきこと」をテーマに今回はZOOMで講義を行いました。
 外園先生から「本当のことを言ってくれないよ、信頼関係をどう築くかだよ」という問いかけから始まりました。自分が取材するのだったらこういうことをするということを、順を追って説明していただきました。
 「大きなテーマであっても、歴史の縦軸と地域の横軸で見ると切り口が見えてくるはず。最低、5つは質問を考えていこう」
「だけど質問をいきなりぶつけるのではなくて、聞いた話を深掘りしながら自分の質問を3つくらい聞ければそのインタビューは成功だと思っていいよ」
 大切な言葉をいただいて講義が終わりました。
 甑島研修は、鹿児島県薩摩川内市にある離島である甑島を舞台に行われます。漫画原作でドラマ化もされた「Dr.コトー診療所」のモデルとなった手打診療所があることで有名です。現在は引退されておりますが、Dr.コトー五島健介のモデルとなった瀬戸上健二郎先生にも直接ご講演いただく予定で進めています。甑島では、現在の3代目Dr.コトー斎藤学先生をはじめ、薩摩川内市役所、観光協会、そして離島をつなぐグローバル山下賢太氏にも登場いただきます。国境離島として維持しなければならない甑島。高齢化、耕作放棄地、空き家、産業・・・多くの問題を抱えています。これは「日本の未来」と捉え学びを深めます。
 立命館守山高校としては12月にも高校3年生の国内研修でも訪問、3回目の研修となります。