高校生ものづくり・事づくりコンテスト2022 アイデア賞受賞 

2023.2.24

 高校生による「ものづくり」や「ことづくり」のアイデアを競う「高校生ものづくり・ことづくりプランコンテスト2022(主催:静岡理工科大学・浜松市)」において、高校3年の今在家直暉さんがアイデア賞を受賞しました。今在家さんはグローバルAPの授業において、「高齢者が生きやすい環境を作るには–ホームページの作成で高齢者にわかりやすい情報を–」という彼の優しさが溢れるプロジェクトを行っていました。今在家さんには賞状・記念品が贈呈されました。

【プロジェクト概要】
 私のマイプロジェクトは「高齢者が生きやすい環境を作るには–ホームページの作成で高齢者にわかりやすい情報を–」です。なぜ、私がこの社会問題に挑むのかというと、小さい頃から習っていた太鼓で高齢者施設へ演奏に行った際に、歳をとるにつれて趣味を見つけることが難しくなったという悩みを聞き、趣味を見つけられる環境を作り少しでも高齢者の方の役に立ちたいと考えたからです。そのためのアクションとして去年の10月に高齢者が参加できる地元でのサークル活動や散歩マップ、コミュニティセンターで行われている活動を掲載したホームページを実際に20人の高齢者の方に2週間利用してもらうという活動をしました。結果、アクション後のフィードバックで20人中12人の人に散歩マップを利用してもらい散歩をこれからの趣味にしていきたいという声を聞くことができました。一方、地元でのサークル活動に参加した人は20人中1人だったことを受け、自分の趣味にあっているサークルを見つけることができてもサークル内で人間関係を1から築いていかないといけないというハードルがあったため、参加人数が伸びなかったのだと考えました。
 この経験を経て、この問題を解決するためには、高齢者の方に選択肢を与えるだけではなく、もっとサークルなどの活動に参加しやすくなるように間に入り、つながりを築いていくことが必要であると考考えました。この経験で得た高齢者の方やアドバイスをいただいた方とのつながりを大切にし、今よりこの問題を解決できるようにアクションをより良いものにしていきたいと考えています。(本人談)