高校 長期留学生コウさん(アメリカ・イリノイ州)受入期間を終了しました

2023.7.25

昨年8月より本校に留学していたコウさん(アメリカ・イリノイ州)が、7月20日、1年間の留学生活を修了しました。
コウさんは、昨年度は高校2年GLs(グローバル・サイエンス)コースに、今年度は高校3年GL(グローバル)コースに所属して、本校生と一緒に学習・活動しました。昨年冬には、課外活動として本校生とアメリカ・ミシガン州の高校生の交流プログラムに参加し、沖縄基地問題についての探究活動にアメリカ・日本の両方の視点を持って取り組みました。課外では他にも、バレーボールや合気道にも取り組むなど、様々なことに挑戦しました。
留学終了前には、高校3年GLクラスの仲間がさよならパーティーを企画・実施し、クイズや思い出ムービー、相互スピーチなどで盛り上がりました。

スピーチでコウさんは、できるだけ多くの友達をつくり、その人たちの人生にポジティブな影響を与えたいと思って頑張ったこと、それでも、いつも楽しいというわけにはいかず、ホームシックや寂しさを感じ、心から楽しいと思えない時期があったこと、そんな中、学校で話し相手がいるとそういう寂しい気持ちが消えていったことなどを話してくれました。そして、「暗い日には1日を明るくしてくれる信頼できる友人がいるんだと、周りの誰もが感じられるように行動してほしい」と本校生にメッセージを残してくれました。留学という状況に限らず、幸せな社会をつくっていくために大切なメッセージですね。彼が異国の地で奮闘したからこそ痛感した思いとメッセージは、みんなの心に響いたはずです。

「楽しい」だけでは済まされない長期留学。ホームシックや友人づくり、言語の壁や文化の違いなど、様々なものに揉まれながらも歩み続け成長してきたことに是非自信を持って、今後の人生に活かしてもらえたらと願います。そして、こうして生まれた本校でのご縁と交流が今後も続きますように。