高2FT「2023年度第2回 朝日新聞連携講座」を実施しました

2023.10.13

9月26日(火)に、高校2年FTコースの「2023年度第2回 朝日新聞連携講座」を実施しました。今年度第2回目となる本講座は、前回の「NY同時多発テロ9.11」に続いて「国際紛争と国連の役割~ウクライナ、イラク、パレスチナの事例から」というテーマで、11月に実施される高2FTコースの「NY研修」の事前学習として、朝日新聞編集委員・石合力 氏を招いて行われました。
まずは、3つの国際紛争(①ウクライナ ②イラク ③パレスチナ)と国連、国際社会の対応について、お話しがありました。「公共」の授業の夏期課題として、「国際社会の“もめごと”は解決できるか?」というテーマでスライドを作成する課題も出されていたこともあり、イラクやパレスチナの紛争についても一定の知識も持っている生徒もいて、紛争が起きた背景やその様子について、とても興味深そうに聞いていました。
石合氏は、カイロ、ワシントン、ロンドンでの計5回の特派員歴があり、国際関係の取材が長く、国際社会の問題に精通していることもあり、上記の3つの紛争について、スライドを用いてとてもわかりやすく説明してくださいました。ただ、一方で、このような国際紛争について、仲裁役にならなければならないはずの「国連」が、その役割を十分に果たすことができないという問題についても、実際の例を挙げて説明してくださいました。
生徒達は、国連での日本の立場や役割、そして国連自体の機能不全についても複雑な要因が絡み、様々な課題を抱えていることを認識するとともに、考えさせられることも多かったようで、実施まで約1ヶ月に迫った「NY研修」での国連訪問を前に、大変有意義な講座となりました。