高校 JENESYS(対日理解促進交流プログラム)高校生訪韓団に参加しました

2023.11.17

 公益財団法人日韓文化交流基金、韓国国立国際教育院の実施する対日理解促進交流プログラムに、11月5日から7日間の日程で日本全国から選抜された高校生等55名と本校からの15名の高校生が参加しました。高校訪問や各種視察等を行い、大変充実したプログラムで、生徒たちは多くの学びを得て帰国しました。成果発表会でも報告した各自が作成したアクションプランに基づいて発信していきます。今回の訪韓でのつながりを大切にしながら、学校生活でよりよく還元していきたいと思います。このような貴重な機会を頂き、また現地でも大変お世話になったことに感謝申し上げます。

■参加生徒の振り返りより

  • 本当に実際に訪れ、対話することで自分の価値観や考え方の幅が広がったと実感しています。普通では経験できない体験をでき、このプログラムに参加できて感謝の気持ちでいっぱいです。これで終わるのではなく、今後の進路や行動で今回経験したことを活かせるように考えて行動したいと思います。
  • 今回の研修では韓国に対するイメージがより良い方向に変わりました。国としてのあり方から自分の身の振り方までさまざまなことを考えるきっかけを与えてくれた研修でした。僕が現地で触れ合った韓国人はみんなとても優しく、強い人たちだなと感じました。スポーツや文化しか知らなかった韓国をいろいろな視点から見ることで自分の中で韓国への理解が深まりました。参加してよかったです!

■プログラムの詳細
【JENESYS 2日目】
 本日は宿舎での韓国の文化、政治、産業についての講義を受け、久里市役所を表敬訪問しました。韓国に着いた初日からたくさんのボランティアスタッフの方々や江原大学校の先生方に支えられながら過ごしています。少しづつ韓国語によるコミュニケーションも増えてきました!

【JENESYS 3日目】
 本日は待ちに待った城南外国語高等学校の皆さんとの交流会でした。城南外国語高等学校の生徒の流暢な日本語で歓迎式が行われ、訪韓団からも日本に関するクイズやダンス披露をしました。歓迎式後は美術や英語などの授業をバディ生徒とともに受けました。また、韓国の童謡を日本語に訳し、一緒に歌ってビデオに収めるというプロジェクト活動も行いました。お昼ご飯は食堂で給食です。その後は天気が良かったので、バディやその友達と共に思い思いの時間を過ごしました。「もっと一緒に話したい!」「日本に来る機会があったらたくさんもてなしたい!」「これからも連絡を取り合おうね!」と名残惜しそうにバディと話しながら、学校をあとにしました。

【JENESYS 4日目】
 本日は非武装地帯(DMZ)、韓国民族博物館、仁寺洞を訪問しました。「非武装地帯」という言葉の響きと、実際に訪れた際の遊園地のような雰囲気に戸惑いを感じつつ、展望台から見えた北朝鮮を無言で見つめていました。その後の韓国民族博物館で韓国の今と昔の生活を学びました。仁寺洞では大学生ボランティアとの散策を楽しみました。

【JENESYS 5日目】
 本日は韓国最大手の豆腐メーカー、プルムウォン工場見学と、韓国最難関大学の一つである高麗大学訪問でした。プルムウォンでは豆腐をはじめとした健康食品の製造ラインを目の当たりにし、「機械は日本製だが、それはなぜか」「大豆やにがりにどんなこだわりがあるのか」などたくさん質問し、豆腐作りも体験しました。高麗大学ではJENESYS訪韓団で韓国を訪れ、現在高麗大学で学んでいる伊藤さんにお話を伺いました。夕食も伊藤さんとご一緒し、韓国での学生生活についてお話を聞くことができました。明日はいよいよ成果発表会。今回の訪韓で学んだこと、自分たちのアクションプランを画用紙に書いて発表します。

【JENESYS 6日目】
 本日はLG、国会訪問と成果報告会でした。LGでは電化製品、電子機器、部品の精度の高さに驚き、展示されている製品を興味深く見学しました。国会では世界で最初に一人一台の座席に電子機器を取り入れた本会議場を見学しました。成果発表会では、今回の訪問で学んだ事とこれから自分たちがしていこうと思っていることをひとりひとりが堂々と発表しました。明日はいよいよ帰国です。夕食時には韓国でお世話になった学生ボランティアさんやコーディネートしてくださった江原大学の先生たちに感謝のギフトを渡しました。

【JENESYS最終日】
たくさんのボランティアスタッフの皆さんに見送られながら韓国をあとにしました。