高校 「中高生探究コンテスト2024」でセミファイナリストに選出されました

2024.3.5

2月17日(土)全国の中高生が好きなことや困りごとについて探究し、その内容について競う「中高生探究コンテスト2024」の最終審査会が十文字中学・高等学校にて開催され、本校の高校3年 稲尾美宇さんがセミファイナリストに選出されました。稲尾さんはグローバルAPの授業において、「食物アレルギーを持つ人への配慮や対応力を身につけるには」というプロジェクトを行っており、校内のグローバルAP優秀作品にも選ばれました。
【プロジェクト概要】
私のプロジェクトは、「食物アレルギーを持つ人への配慮や対応力を身につけるには ―食物アレルギー持ちでも過ごしやすい食環境を―」です。私がこの社会課題に挑む理由は2つあります。1つ目は、私自身が魚卵、そば、果物のアレルギー持ちであるからです。2つ目は、小学生の頃、バレンタイン交換の話になった際に卵アレルギー持ちに対する食物アレルギー既往歴のない友人の冷たい言葉が今でも頭に残っているからです。今振り返ってみると小学校で食物アレルギーについて知る機会がなかったように感じました。
そのため、小学生が食物アレルギーについて学べる機会を作りたいと思い、アクションとして小学生が食物アレルギーについて学び、食物アレルギーに対応するお菓子を実際に作るワークショップを開催しようと考えました。実際に7月と11月にワークショップを開催し、計11名の小学生が参加してくれました。7月にはクイズを用いた食物アレルギー講座とロースイーツ作りを行いました。11月にはクイズを用いた食物アレルギー講座と10月に私が考えたアレルギー対応のお菓子作りを行いました。結果、7月のワークショップ終了後のアンケートでは、9名中9名が、食物アレルギーについて知れたことがある、今後の生活に学んだことを活かしていきたいと答えてくれました。しかし、期間を置いてのアンケート調査では、何か意識や行動の変化があったかという質問に対して、4名のみがあったと回答しました。また、11月に行ったワークショップの事後アンケートでは、学んだことを今後の生活に活かしたいと思ったかという質問に対して、3名中2名が思ったと回答、1名があまり思わなかったと回答しました。参加者全員が、他人事ではなく自分事として捉え、参加後に意識や行動を変化できるように工夫が必要だと感じました。
この経験を経て、今後活動を続けるにあたって1 人で続けていても発展性が薄いと感じました。よって、同じように食物アレルギーを持っていたり、私が探究していることと同じ分野に興味のある人と繋がり、仲間となることが必要なのではないかと思います(本人より)。

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https://contest.sbplatform.jp/results2023-1