高校 立命館大学の研究組織「立命館大学宇宙地球探査研究センター」の設立記念シンポジウムに参加
2024.6.4
5月23日、立命館大学の研究組織「立命館大学宇宙地球探査研究センター(英語名称:Earth & Space Exploration Center(ESEC))」の設立記念シンポジウムが朱雀キャンパスで開催され、高校3年GLsコースの生徒約40名と、申し込みをした生徒20名が参加しました。
シンポジウムでは、ESECの佐伯和人センター長をはじめ、ESECメンバーが携わった世界初の月面へのピンポイント着陸に成功した「小型月着陸実証機(SLIM)」プロジェクトの裏話や、将来の月面拠点の構築に向けた研究の最前線が紹介されました。さらに、ESEC立命館大学学長特別補佐・ESEC研究顧問の野口聡一宇宙飛行士も講演を行い、パネルディスカッションに参加しました。
以下に、参加生徒の感想の一部を紹介します。
・自分があまり視野に入れていなかった心理や理工学の教授からも話を聞くことができて、勝手に選択肢を狭めていたことに気づくことができたし、今後の進路に対する考え方が広がって良かった。
・宇宙の話は学校で話してくれる機会はなく、また、私自身あまりニュースを見ないので近況がわからない状態だった。しかし、シンポジウム講演を聞き、現時点までの成果を学ぶ事ができ、宇宙がすごく身近に感じる事ができた。将来、宇宙の研究もしてみたらすごく楽しそうだと思いました。
・想像以上に沢山のお話を聞くことができて楽しかった。大学の研究や宇宙の話は自分で検索してもわからないことがたくさんあるので、図や写真を使って口頭で説明していただいて、全く新しい気づきがあったり、疑問点が解消されたりと自分にとってプラスになることが多かった。宇宙のことだから宇宙に詳しい人だけでやるのではなくて、まだわからない宇宙のことだからこそ、いろんなところから人を集めて選択肢を増やすという考え方が素敵だと思った。
このシンポジウムは、参加した生徒たちにとって大変貴重な経験となりました。宇宙という壮大でありながらも、実は身近だったテーマに触れることで、自身の進路や将来に対する視野が広がり、新たな興味や関心を持つきっかけとなりました。立命館大学宇宙地球探査研究センター(ESEC)の設立を契機に、今後も附属校生が宇宙研究に関心を持ち、新しい知識や技術の発展に貢献することが期待されます。ESECの今後の活動にも、大いに注目していきたいと思います。