高3 国際協力で「グラレコ」を学びました
2024.7.23
高校3年生文系必修の学校設定科目「国際協力」授業にて、NPO法人山科醍醐こどものひろばのファシリテーショングラフィッカーである三宅正太氏をお招きし、グラフィックレコーディングについて学びました。
グラフィックレコーディング(通称グラレコ)は、コミュニケーションを可視化する手法の一つです。たとえば、社会課題を解決するためにグループ討議を行う際、その議論が進むにつれて「そもそも何の話をしてたっけ?」というような状況になることがあります。そういった状況を改善するため、議論をグラフィックや文字を用いてリアルタイムで記録し、「可視化」します。これにより、スムーズな議論の展開や円滑なコミュニケーションが促進されます。また、異年齢・異文化間の交流(小さな子どもや日本語が得意でない方)においても、グラフィックを使うことは有効な手段となります。
現3年生は1年次の「Thinking Design」という授業で、グラレコの初級編についてすでに学んでいます。今回は、より現実的な場面(主に探究活動での場)での活用をイメージしながら、練習問題に取り組みました。「自分はこうすると嬉しくなる」ということを説明する「3コマ紹介」や、グループで1つのストーリーを作り上げる「シン桃太郎」に挑戦しました。中でも、気持ちと発言を描き分ける「描き分けグラレコ」は難易度が高く、生徒たちは苦戦しながらも多くの学びを得たようです。
この授業をきっかけに、一人でも多くの生徒がグラレコを自分の「武器」とし、社会課題解決に挑めるようになればと思います。