高3 サイエンスAP「生命科学部レクチャー」を受講
2024.7.29
6月22日(木)に、BKCスポーツ健康科学部と高校3年探究科目のサイエンスAPⅠ授業との連携で、インテグレーションコア1階にあるスポーツパフォーマンス測定室と、3階にあるスポーツ健康指導教室にて、各施設に設置されている高性能の計測機器を用いて、レクチャーと生徒の筋力パフォーマンスの測定をしていただきました。
スポーツパフォーマンス測定室では、10台以上のハイスピードカメラと、床に埋め込まれた12枚のフォースプレートを組み合わせて、モーションキャプチャーとしての計測を可能とし、スポーツ動作をはじめ、あらゆる動作の計測、解析が行えるようになっています。このカメラとプレートの予算だけで豪邸が立つほどの値段になると知ると、皆驚きを隠せないようでした。今年度は、モーションキャプチャーを用いて、動作解析を行いました。モーションキャプチャーのために体に貼る物があり、これはどの角度から光を当てても反射するものです。実際にカメラのフラッシュ機能を使って、反射している様子を確認しました。
スポーツ健康指導教室では、エコー(超音波)を用いた筋肉と骨の見分け方のレクチャーを受けた後、実際に上腕二頭筋の筋肉の厚さを計測したり、さらには体内の水分量から、筋肉量、脂肪量の計測を行いました。加えて、今年度は他にも身体機能を測定するための装置を複数体験しました。マシンバイクや、垂直跳びの高さを測定する装置などです。マシンバイクでは、前の週の講義で学んだ「タバタプロトコル」を体験しました。この日のレクチャーでも先週に続き、加齢に伴う筋力の低下(サルコペニア)の話や、毎日のたんぱく質の摂取がとても大切であること、さらには毎食のたんぱく質の摂取が重要であることに触れられていました。
この度の施設見学と実演計測は、現在の自分の体の状態をダイレクトに計測して、その場で知ることができたため、どの生徒も興味津々に各計測機器で自分の身体を計測していました。計測後、それぞれお互いの数値を見比べる度に、さまざまな生徒たちの表情を見ることができました。参加生徒にとって非常に印象に残る連携授業となり、スポーツ健康科学部への進路選択に関して重要な情報が得られた2週間となりました。