文化をこえて心が通じた一週間:UAEの高校生が来校!
2025.7.18
7月8日(火)から15日(火)までの8日間、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国にある王立科学技術系高等学校 Applied Technology Schools(ATS)の高校生19名を本校にお迎えしました。本プログラムは、立命館学園が受託しているアブダビ日本語教育プロジェクト「短期訪日プログラム(サマースクール)」の一環として実施されました。
初日の8日と9日には、本校の英語・共創探究・書道の授業に参加し、本校生徒との授業内交流を行いました。また、中学生と一緒に教室清掃を体験したり、部活動の見学・体験にも参加したりするなど、さまざまなかたちで交流を深めました。イスラム文化圏の高校生と直接触れ合う機会は非常に貴重であり、多くの生徒が「文化が違っても同じ高校生として共感できる部分が多かった」との感想を述べていました。
10日には本校のバディ生徒とともに大阪・関西万博を訪問し、異文化理解をさらに深める体験となりました。そして最終日の15日には、本校バディ生徒も修了式に出席し、ATSの生徒たちを見送りました。
今回の学校訪問は、本校生徒にとっても国際感覚や多様性を学ぶまたとない機会となりました。今後もこうした国際交流を通じて、世界に視野を広げる学びを大切にしていきたいと思います。
修了式の本校バディ代表挨拶として、大見佳穂さんは、
「みなさんと過ごした時間の中で、私たちは多くのことを学びました。未知のことに触れる楽しさ、国境や文化を超えた交流の大切さなどを、この一週間で改めて感じる機会がたくさんありました」
また山田莉子さんは、
“This exchange made me realize that even though we are from different countries, different cultures and languages, we can connect with each other’s hearts. I am glad that I had the courage to take the first step and participate in this program, and I would like to thank the students from Abu Dhabi for coming to Japan.”
と本プログラムの意義やATS生徒への感謝の思いを述べました。
短い期間での交流でしたが、生徒たちは心から別れを惜しみました。現在2026年1月に実施する立守Global Leadership Programにて、アブダビ訪問を予定しています。現地で再び再会できることを心から楽しみにしています。
【バディ生徒振り返りより】
◆今回、私は日常ではなかなか得られない多くの学びと気づきを得ることができた。言葉や文化、宗教や習慣が違う相手と関わるため、最初は少し不安もあったが、笑い合ったり、助け合ったりする中で、「人と人」として通じ合える喜びを実感した。特に万博では、さまざまな国の展示を見て語り合い、お互いの文化を尊重し合うことで、自分自身の視野が広がったと感じた。ここから今回の交流を通して、「ちがいを恐れずに向き合うこと」「相手の立場を思いやること」の大切さに気づくいい機会になった。
◆私のバディーは建築士になるという夢があり、私はキャビンアテンダントになるという夢があります。アブダビと日本は遠くて、そう簡単には合える距離ではないけど、お互いの夢を叶えてまた絶対再開しようねという話をしていました。国境を超えて出会い、夢を語り合う友達ができたことがとても光栄です。当たり前のように隣に遠く離れた国の言葉、文化、香りを感じられることが、振り返れば本当に貴重な経験でした。