高校 ベトナム人技能実習生を迎えた「国際協力」授業を実施

2025.7.23

高校3年生の文系クラスで開講されている学校設定科目「国際協力」の授業において、守山市在住のベトナム人技能実習生の皆さまをお迎えし、「日本語を教えよう」というテーマで交流授業を実施しました。

当日は、各グループに1名の技能実習生をお招きし、まずはお互いを知るために自己紹介からスタート。「なぜ日本で働こうと思ったのか」「家族のことや現在のお仕事は?」といった身近な話題から会話を始め、和やかな雰囲気で交流が進みました。

今回、生徒が教えることになった日本語の文法は「やりもらい動詞」です。生徒たちは、この日に向けて段階的に教えられるよう、教材を準備してきました。手作りの教材やお菓子を用いたレッスン、寸劇など、グループごとに工夫を凝らした授業が展開されました。

教えた文法の内容は以下のとおりです:

・第1段階 あげる/くれる/もらう
・第2段階 Vてあげる/Vてくれる/Vてもらう
・第3段階 Vてくれて ありがとう
・第4段階 くれる、もらう、あげる  尊敬語・謙譲語・丁寧語
・第5段階 使役動詞 + てあげる/てくれる/てもらう

海外に出かけることだけが「グローバル」な体験ではありません。私たちの身近にも、異なる文化的背景をもつ人々が暮らしています。この授業を通じて、生徒たちが「多文化共生とは何か」「自分たちに何ができるか」を考えるきっかけになったことと思います。

最後に、技能実習生の皆さまをはじめ、この授業にご協力くださったすべての方々に心より感謝申し上げます。