中2数学科 統計グラフコンクールへの取組み
2025.8.26
中学2年数学科では、夏休みに「統計グラフコンクール」に応募するポスター作成に取り組んでいます。1学期終盤の数学の授業から、テーマ設定やデータ収集(インターネットの活用、ロイロノートを用いたアンケートの実施)を行ってきました。
その一環として、7月10日(木)には滋賀県統計課から2名の講師をお招きし、「データリテラシーを身につけよう」という題目での講義を実施していただきました。テレビや広告など身の回りにある色々なデータやグラフを事例としながら、その背景にある統計的知識や注意点などについて学ぶことができました。相関関係と因果関係、偽相関、無作為割当など中学校では学習しない専門的な内容についても、クイズを通して周りの人と相談しながらしっかりと考えることができました。
<生徒の感想>
統計の勉強をして、「数字が正しくても、伝え方で意味が変わる」ということが印象に残りました。例えば、グラフの目盛りを少し変えるだけで、大きな変化があるように見せたり、小さく見せたりできると知って驚きました。また、平均だけを見ると実際とは違う印象を持ってしまうこともあるので、使われているデータの種類や集め方にも注意が必要だと思いました。今までは数字が出ていると正しいと思ってしまっていたけれど、これからは疑問を持って見られるようになったと思います。ニュースや広告を見るときにも,自分で考えて判断できる力をつけたいと感じました。
学術的な探究活動だけでなく日常生活においても様々なデータと出会います。今後も縦(学年間)と横(教科間)における総合的な学びを通して,統計的リテラシーを育んでいきます。