高2 弥生時代の稲作体験をしました
2025.10.31
高校2年生選択「日本史探究」の授業では、弥生時代の稲作を体験するため、春と秋に下之郷遺跡公園でフィールドワークを実施しています。
下之郷遺跡は、本校から徒歩25分ほどのところにある、守山市下之郷町で発見された滋賀県最大、弥生時代中期の大規模な多重環濠集落です。この由緒ある遺跡で守山市立埋蔵文化財センターの方のご協力のもと、弥生時代の稲作について考えました。
春は田植え体験です。下之郷遺跡のことや稲の品種に関する講義と実際の田植え体験を通して、当時の稲作の大変さに思いを馳せるとともに、様々な品種の稲が果たして秋に収穫できるのか、また品種によってどのような違いになるのか、楽しみながら学ぶことができました。
そして10月、春に植えた稲の収穫を行いました。稲刈りでは、石包丁を使った穂首刈りと鉄鎌を使った根刈りの2通りを体験しました。下之郷遺跡からは、弥生時代前期の石包丁や木包丁、古墳時代の鉄鎌が発見されています。また、稲を刈った後は、すでに乾燥させておいた収穫済みの稲を、臼と縦杵という弥生時代の手法で脱穀しました。これら当時の道具を実際に使うことで、収穫方法の違いを学ぶ貴重な機会となりました。









