高2 日本史探究 中山道守山宿探訪

2025.12.11

 高2選択 日本史探究の授業では、「身近な歴史を学ぶ」をテーマに「フォーカス」という時間を設けています。江戸時代のフォーカスでは、11月から12月にかけて、中山道守山宿周辺の史跡を散策し、地域の歴史への理解を深めました。

【以下は、生徒が作成した「中学生に対して中山道守山宿の魅力を語る文章」です】

 守山宿は中山道六十九次の六十七番目、つまり最後から2番目の宿場町で京都に入る直前のとても重要な場所で知られている。街には当時の雰囲気も残っていてお店などの多くは当時のまま残されている。東門院は守山の歴史と深く関わる古いお寺で大きな本堂や静かな境内から、当時の人々が旅の途中に立ち寄って心を落ち着かせていた様子が簡単に想像できる。また一里塚は江戸からの距離を示す目印で、旅人にとっては現在のキロ標識のようなものとも言える。明治以降交通形態の変化による道路拡幅や宅地への転用によりほとんどの一里塚は消滅してしまっていたため実際に残っている一里塚を見られるのはとても貴重。守山宿が交通の大切な拠点であったことが伺える。これら以外にも歴史的な建物、昔の旅の名残、そして落ち着いた街並み等守山宿には昔を身近に感じられる魅力がいっぱいあるよ!

 どの町にも歴史がありますが、守山市に限定すれば、かつては栄えていた宿場町が、現在では別の産業に置き換わっている。しかし、守山宿が歴史の1ページを彩ったという意味では、「もののあわれ」を感じずにはいられませんね。
 今回の中山道守山宿探訪が、生徒達の歴史に対する興味・関心を一層高める一助になると期待しております。