高校 Google Japan 本社を訪問しました

2025.12.24

Google Japan 本社を訪問しました
2025年12月23日(火)、Google Japan 本社(東京都渋谷区)を訪問し、本社見学を行いました。本取り組みは、文部科学省「英語教育におけるAI活用事業」の一環として、10月23日(木)にGoogle for Educationの皆さんが本校を訪問し、Googleが提供する生成AI「Gemini」を活用した英語の授業視察および教員研修を実施してくださったことをきっかけに実現したものです。

実施の目的
今回の視察は、英語の授業で生成AIを活用している生徒が、Google Japan 本社を実際に訪れることで、将来の進路や働き方について具体的に考える機会をつくることを目的としています。あわせて、大学進学後を含め、今後の学習の中でAIやデジタル技術をどのように活用していくべきかを考えるきっかけとすることもねらいとしました。

参加生徒・当日の概要
当日は、高校3年8組グローバルサイエンスコースの生徒40名のうち、希望者19名が参加しました。このクラスは、文部科学省事業のもとで、AIを活用した学習に積極的に取り組んできたクラスです。午前中はGoogle Japan 本社にてオフィス視察を行いました。社員の方々との意見交換を通して、実際の職場の様子や企業の考え方に触れることができ、生徒たちは学校での学びと社会とのつながりを実感する貴重な時間となりました。

東京キャンパスでの講演
午後は、立命館東京キャンパス(丸の内サピアタワー)に移動し、東京大学シビックテック・デザイン学創成寄付研究部門(CTDI)の特任研究員である白澤美幸さんによる講演を聴講しました。

講演では、「シビックテック(Civic Tech)」をテーマに、デジタル技術を活用して市民が社会の課題解決に参加することの大切さについて、国内外の具体的な事例を交えながらお話しいただきました。AIやデジタル技術は、作業を効率化するための道具にとどまらず、人と人が協力し、社会をより良くしていくための土台になり得ることが示され、生徒たちは高い関心をもって講演を聞いていました。

今後に向けて
本校では、AIを使用者が「楽(らく)」をするための道具としてではなく、「考える力を深め、社会とつながるためのパートナー」として活用する学びを進めています。今回のGoogle Japan 本社視察と東京キャンパスでの講演を通して得られた学びが、生徒一人ひとりにとって、大学進学後の学びや将来のキャリアについて考えるきっかけになることを願っています。

参考
AIを活用した英語教育の公開授業と教員研修を実施しました
https://www.mrc.ritsumei.ac.jp/2025/10/28/post-220620/
「アーバンデータチャレンジ(UDC)」の学校連携第1期校として連携を開始
https://www.mrc.ritsumei.ac.jp/2025/06/11/post-195355/