高校 モロッコの高校に探究=TANKYUを“輸出”しました
2026.2.4
本校では、正課・課外を問わず、日頃より探究学習(TANKYU)の実践を重ねてきました。そうした取り組みの中で、グローバルAPの授業においてチームティーチングを行っている鳥山純子教授(立命館大学)より、「社会課題を自分ごととして捉え、自分たちの手で解決しようとする考え方は、モロッコの教育や文化とも深く響き合うのではないか」という示唆をいただきました。
本校の探究=TANKYUは、日本国内にとどまらず、世界とも共有できる学びなのではないか――その気づきが、本プロジェクトの原点です。
この考えを確かめるため、2025年8月には本校教員がモロッコを訪問し、アル・アッシーマ校(フェズ)およびムハンマド・ベンアブダッラー学園(サレ)を中心に、本校のTANKYU実践を紹介しました。教育に真摯に向き合い、生徒一人ひとりの成長を大切にする現地の先生方の姿勢から多くを学ぶと同時に、「一度きりの交流ではなく、継続的な関係性を築くこと」の重要性を強く実感しました。
教員帰国後も交流は続き、10月には有志生徒同士によるオンライン交流会を実施。その後は「水」を共通テーマに探究を進め、本校は琵琶湖、モロッコは水不足という異なる社会的背景をもとに意見交換を行いました。
12月にはビデオレターで探究の進捗を共有し、1月にはオンラインでの報告会を実施。生徒たちは「国境を越えて、同世代と同じテーマで探究が進んでいる」という実感を持ち、活動へのモチベーションをさらに高めていきました。
こうした積み重ねを経て、1月22日~24日の3日間、モロッコのアル・アッシーマ校およびムハンマド・ベンアブダッラー学園の高校教員が本校を訪問しました。
■1月22日(1日目)
グローバルAP成果報告会を見学しました。(フライトの都合により、アル・アッシーマ校のみ)
成果報告会の様子はこちらから↓
高3 グローバルAP成果報告会を実施しました
■1月23日(2日目)
・教育提携 調印式
調印式の様子はこちらから↓
モロッコ王国の2校と教育交流MOUを締結
・各校の実践を振り返る「TANKYUリフレクション」を実施
成果の評価ではなく、「探究を通して生徒に何が起きたのか」「教師として何を感じたのか」をテーマに、印象に残った場面や想定との違い、インプットからアウトプットへ進む条件などについて意見を交わしました。
通訳を介しながら、教師同士が経験や課題を持ち寄り、共に学び合う時間となりました。
・高校3年生「共創探究Ⅱ」の振り返り授業を見学
生徒が問いの立て方、方法、試行錯誤の過程、自身に身についた力を言語化する様子を通して、本校のTANKYUが授業としてどのように機能しているかを理解していただく機会となりました。
■1月24日(3日目)
・企業と生徒が連携しTANKYUを進める様子を視察
今回の来校は、単なる国際交流にとどまらず、探究(TANKYU)を軸に、教育そのものを相互に問い直す国際的な実践となりました。今後は教員同士の交流に加え、生徒同士が実際に行き来し、対話と協働を通して学び合う取り組みへと発展させていきたいと考えています。
本校はこれからも、TANKYUを世界とつなぎ、文化や価値観の違いを越えて社会課題に向き合う力を育む国際教育を推進してまいります。








