高1 現代の国語「青春・平和・対話」をめぐるスタディツアーに参加しました

2026.3.11

 3月8日(日)9日(月)の2日間、高校1年「現代の国語」を履修した高校1年生徒14名が、「青春・平和・対話」をめぐるスタディツアーに参加しました。これは、立命館学園のグラスルーツ実践支援制度を活用したプログラムであり、「現代の国語」の1年間の学びを通してテーマとしてきた「青春・平和・対話」をリアルな体験を通してより深く問い直すことを目的として企画しました。
 1日目は、東京都港区にあるダイアログ・ダイバーシティ・ミュージアムにて、ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加しました。光を完全に遮断した純度100%の暗闇の中、全盲の視覚障害者がアテンドとなり、視覚以外の感覚を使ったコミュニケーションを体験しました。今回体験したプログラムは暗闇の中の電車に乗って2024年に大きな震災を経験した能登半島への旅をシミュレーションするというものです。暗闇対話を通して、普段関わりのない仲間との繋がりを深めつつ、新たな対話的コミュニケーションのあり方を模索しました。その後、東京から長野へ移動し、宿泊しました。
 2日目は、移動にマイクロバスを利用し、長野市松代町にある、松代大本営象山地下壕の見学に行きました。松代大本営は、第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦の拠点として極秘に建設を計画した、縦横全長5,853mにも及ぶ巨大な地下壕です。その建設には労働者として多くの朝鮮人が動員され、劣悪な環境下で長期間働かされていたとされています。生徒たちはヘルメットを装着し、地下壕を1,000m進みながら、当時のことを知るガイドの説明に、真剣に耳を傾けていました。その後、再びマイクロバスで移動し、上田市の郊外にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れました。「無言館」は太平洋戦争で志半ばに戦死した画学生の遺作、遺品を収集・展示している美術館で、現代の国語の授業でも、対話型鑑賞の作品としていくつかを活用しました。生徒たちは実際の作品の大きさや質感、画学生たちの手記や遺品に静かに見入り、それぞれ戦時中の若者たちが自らの生命を燃やすかのように芸術と向き合った生き様に触れることができました。
 生徒たちは仲間と共に旅をし、かつての若者たちの情熱を目の当たりにして「青春」をかみしめました。また、戦争の傷跡から今もなお異国で繰り広げられる戦禍に思いを馳せ、「平和」について考えました。さらに、旅先で出会う様々な人やものと真っ直ぐ向き合って「対話」し、自らの学びを深めました。これらの経験が、生徒たちの学びへの探究心を高め、今後の生き方に生かされていくことを心から願います。