高校 能登半島地震復興支援研修(第2回)を実施しました
2026.3.16
3月8日(日)から9日(月)の2日間、能登半島地震後の復興支援研修の第2弾として、立命館大学理工学部と連携し、石川県輪島市町野地区とかほく市を訪問しました。本研修には生徒4名が参加し、被災地の現状を学ぶとともに、現地で復興に取り組む方々との交流を通して、「自分ごと」として捉える学びを深めました。
【3月8日(日)】田鶴浜高校生徒とともに輪島市町野を訪問
1日目は、第1回の研修で交流を行った石川県立田鶴浜高校の生徒たちとともに、現地で復興支援活動を続ける山下祐介さんのご案内のもと、輪島市町野地区を訪問しました。山下さんは農業を営む傍ら、復興と情報発信に取り組んでおり、「正しい情報を早く伝える仕組みが必要」との思いから、臨時災害放送局『まちのラジオ』を立ち上げています。
地震に加えてその後の豪雨による床上浸水の被害も受けた町野地区では、仮設住宅での生活が続いており、小中学生を合わせても数十人、ほとんどが65歳以上という厳しい人口状況です。地震と豪雨により大きな被害を受けた田畑、地盤隆起により船を出せなくなった名舟漁港、用水路の損壊で作付けができない白米千枚田を訪れ、災害が地域の産業・暮らしに与えた深刻な影響を肌で感じました。
【3月9日(月)】復興まちづくりレクチャー&ワークショップとかほく市の訪問
2日目は、立命館大学理工学部建築都市デザイン学科の阿部俊彦先生およびその研究室所属の大学院生で、本校卒業生でもある藤本さんと二杉さんによる、復興まちづくりに関するレクチャーとワークショップを実施しました。
ワークショップでは、1日目に訪れた町野の「ポジティブ」と「ネガティブ」を考え、発表した後、「観光」に焦点を当てて、復興のアイデアを考えました。
また、大学院生との対話では、なぜこの活動に関わるのかを率直に語っていただきました。「現地に行って感じたことが大きかった」「蛍・星・夕陽……町野にしかない景色を残したいから、このプロジェクトに関わっている」という言葉は、生徒たちに大きな刺激を与えました。
午後に訪れたかほく市では、区長の山名田さんと元石川県職員の長原さんのご案内のもと、地震による被害状況を巡検しました。かほく市は、人的被害は大きくなかったものの、液状化や地盤の歪みによる家屋や神社の損壊があり、2年経った今でも震災当時のままの場所も多くありました。
本研修を通して、生徒たちは被災地が抱える複雑な現実と、前を向いて歩む人々の姿に触れることができました。参加した生徒からは、「メディアではなく現地に来て、自分の目で見て感じることの大切さを実感した」という声が生徒から聞かれました。外から訪れた人が地域の価値を再発見することも、地域の未来を考えるうえで大切な視点となります。
今回の研修を通して、生徒たちは災害復興を「自分事」として捉え、地域の課題や未来について主体的に考えるとともに、日常からの防災意識や備えの重要性についても学ぶことができた研修となりました。
山下祐介さん、立命館大学理工学部・阿部研究室の先生方および大学院生の皆さん、田鶴浜高校の皆さん、ご協力いただいたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
























